AppBank の主任です。
Google の公式ブログによると、iPhone/iPad の両方に対応した Google Maps 公式アプリが App Store に近日中に登場します。
Google Maps アプリをアップデートする形で対応すると思われるので、iPad にアプリをあらかじめインストールしておけば、スムーズかつ迅速にアップデートできるはずです。
この記事の執筆時点では、iPad に対応した Google Maps は App Store では確認できていません。
今回のアップデートで追加される新機能
2013年5月に開催された、Google の開発者向けイベント Google I/O で「3つの新機能」が発表されています。
これらの機能は iPhone/iPad の両方で利用できるようになるとされています。
ルート案内時のリルート機能の強化
移動中に発生した事故・渋滞の情報を使い、目的地に早くたどり着けるルートを検索して知らせてくれます。
Google I/O ではアメリカでの事例が紹介されていました。日本国内で使う際に事故・渋滞情報を収集したり、その情報を元にリルートできるようになるかは不明です。
屋内地図に対応
これまでは Android や Safari でのみ利用できた、Google Maps の屋内地図が iOS 版公式アプリでも利用できます。
Safari で利用する際には1階の屋内地図のみが表示されていましたが、Android 版と同じく、表示する階を切り替えられるようです。
Explorer機能
これまでも周辺の飲食店・観光地の検索やコメントのチェックは可能でしたが、これをさらに強化。5つ星評価・カテゴリによる分類が追加されます。
日本でサービスが始まったかは不明ですが、「Google オファー」にも対応。クーポンも探せるようになります。
(Google I/O 2013: Day 1 Keynote and Android Sessions – YouTubeより・現在はGoogle I/O 2013: Keynote – YouTubeにて公開中の動画))
Google Latitudeは8月9日に終了、Google+に統合
Google Maps が進化を遂げる一方、家族・知り合いと現在位置を共有できる Google Latitude は8月9日にサービスを終了、App Store からもアプリは削除されます。
レビュー記事はこちら。
Google Latitude: 家族・知り合いと現在位置を共有。近くにいる人を探して連絡できる。無料。
Google Latitude とそのチェックイン機能も含め、Google+ に統合される予定です。これまでのチェックイン履歴は Google+ に自動的に移行されるとしています。
現在の iPhone版 Google+ アプリは位置情報の共有機能に対応していませんが、後日行われるアップデートで対応する予定です。
参考
- Official Blog: A new Google Maps app for smartphones and tablets
- Latitude will be retired – Maps for mobile Help