AppBank の主任です。
台湾のスマートフォン・アクセサリ製造メーカー Techdy が、入手した廉価版 iPhone の背面パーツとディスプレイパーツを組み立てた写真を公開しました。
ロジックボード・カメラなどの中身は足りませんが、これまでに噂されてきた廉価版 iPhone の見た目をほぼ再現できているように見えます。
(画像引用元:Hands on with Apple’s Budget iPhone – Techdy Blog)
さらに Techdy はプロモーションビデオ風の動画も公開中です。残念ながら AppBank の記事中に添付することはできませんでした。
最後には Techdy が販売する、廉価版 iPhone 風 Android スマートフォンの宣伝も入っています。Apple が Android スマートフォンを販売する訳ではありません。
このほかにも Techdy のブログでは大量の写真が公開されています。プロモーションビデオ風動画もこちらからご覧ください。
Hands on with Apple’s Budget iPhone
各パーツには互換性、質感も良好
Techdy のブログによれば、独自に入手した背面パーツとディスプレイパーツを組み合わせてみたところ、ほぼ完璧にフィットしたとのこと。
また、背面パーツはプラスチックの一種であるポリカーボネート製と思われ、チープさは感じられなかった、と書かれています。
ただ、背面パーツに描かれている「iPhone」のロゴに滲みがるように見えるため、これが本物だとすれば、試験的に製造されたものとも考えられますが、偽物である可能性も否定できません。
ボタン用の切り抜きが見当たらず
AppleInsider は、サイレントスイッチ・ボリューム調整ボタン・電源ボタンなどの物理的なボタンを配置できる切り抜きがない点に注目しています。
AppleInsider によれば、これまでにリークされてきた廉価版 iPhone にはボタン用の切り抜きが設けられていたようです。小生は写真からは確認できませんでした。
それに加え、ボディの内側にはボタンやその基盤を固定するネジ穴・金属シールドに切り抜きがあるにも関わらず、ボディにも同じ切り抜きがないのは不自然ではないか、とも指摘しています。
(画像引用元:Photos, video show highly suspect 'iPhone Lite' display and shell with no exterior buttons – AppleInsider)
さらに AppleInsider は、Techdy が4月に開業したばかりで Apple 製品のリークにおいて前歴がないことも踏まえ、写真の背面パーツは偽物の可能性があるとしています。
とはいえ、このボディには SIM カードスロット用の切り抜きもないため、ごく初期の試作品である可能性もあり、現時点では判断に必要な情報がそろっていません。
参考(順不同)
- Photos, video show highly suspect 'iPhone Lite' display and shell with no exterior buttons – AppleInsider
- Hands on with Apple’s Budget iPhone – Techdy Blog