AppBank の主任です。
Google リーダーが終了する「7月1日(月)」が間近に迫っています。それに合わせて代わりとなる様々なウェブサービスが登場しています。
Google リーダーと連携する RSS リーダーアプリも、対応サービスを追加したり、単独で RSS 情報の収集を行う機能を追加したりしています。
今回は高い人気を誇る、iPad用アプリ「Mr. Reader」がどうなるのかをご紹介します。
レビュー記事はこちら。
[iPad] Mr. Reader: サムネイル表示で見やすいRSSリーダー!連携サービス大量で上級者も満足。
バージョン2.0を申請済み
公式サイトによると、Mr. Reader のバージョン2.0を6月19日に Apple に申請済みとしています。これにより、Google リーダー終了後も Mr. Reader を引き続き使えます。
バージョン2.0 では、以下の機能が追加されるとしています。
- BazQux・Feedbin・FeedHQ・Feedly・Feed Wrangler・Feverに対応
- Google Reader APIのエンドポイントが編集可能に
- StockTwitsに対応
最初に列挙されている「BazQux」「Feedbin」「FeedHQ」「Feedly」「Feed Wrangler」「Fever」はすべて Google リーダーと同じような、オンライン RSS リーダーを提供するウェブサービスです。
中でも人気を博しているのが「Feedly」です。Feedly Cloud という、ブラウザから使える、Google リーダーによく似たデザインのサービスの提供も始めました。
一方で Reeder のような、単独で RSS を収集できる機能は搭載されないようです。
アップデートは無料
公式ブログによると、既に Mr. Reader を購入しているユーザーはバージョン2.0に無料でアップデートできるとしています。
アプリを大幅にアップデートする場合、全く新しいアプリとして App Store に出品することもある中で、既存ユーザーにとってこの決定は非常に嬉しいものです。
懸念は「審査にかかる時間」
以上のように、Mr. Reader は Google リーダーがサービス提供を7月1日に終了しても、代替サービスに乗り換えれば今後も使い続けることができそうです。
心配事として残っているのは「Apple によるアプリの審査」です。
アプリは「開発者がアプリを Apple に提出」→「Apple による審査」→「App Store に登場」という過程を経て公開されます。アップデートの場合も同様です。
Mr. Reader バージョン2.0は6月19日に提出されましたが、7月1日までに審査を通過するかは確証がありません。
公式サイトによると、過去のアップデートの審査期間はおおよそ10日前後であるようです。今回も同様とすれば、Mr. Reader バージョン2.0が登場するのは早くても6月26日〜6月29日あたりになるかもしれません。
ただし、審査の段階で何らかの問題が見つかれば審査期間が伸びる可能性もあります。
参考(順不同)
- Mr. Reader – Google Reader client for the iPad – Version History
- Supported Google Reader Alternatives (part one) – Mr. Reader Blog
- Supported Google Reader Alternatives (part two) – Mr. Reader Blog
・開発: Oliver Fürniß ・掲載時の価格: ¥350 ・カテゴリ: ニュース ・容量: 5.7 MB ・バージョン: 1.11.2 |