従来の筆圧3分の1で書けるというAcitive Stylus for iPadのご紹介です。
新製品情報として入ってきたときから話題になった、電源を入れて静電気を発生させる新感覚タッチペンを入手しました!
タッチペンの中に静電発生機構が隠されています。ペンに電池を入れて電源を入れると静電発生。細いペン先でも反応するタッチペンになるのです。
業界初という、この新しいペンをさっそく詳しくご紹介します。
アクティブスタイラスペンの魅力と注意点を動画で
こちらの製品にはペン本体、単6のアルカリ乾電池、替え芯、ペンケース、ユーザーズガイドが付属してきます。ペンの中に入れる「単6」というサイズの電池は、少し珍しいサイズとなります。
ペン本体上部にあるキャップを外して、電池の+方向を下にして挿入します。この電池1個で連続約140時間、使い続けられます。
電池を入れたらタッチペンの電源を入れます。中央のボタンをカチッと1回押すと電源が入ります。電源ONの時、LEDランプが点灯します。
ペン先サイズの比較
ペン先わずか4ミリというこの小ささをお伝えすべく、手元にあるタッチペンを並べて比較してみました。左から「よくあるゴム製のタッチペン」、「アクティブスタイラスペン」、「Su-Pen 真鍮製」です。
他の製品の半分以下と言っても過言ではないサイズではないでしょうか。ペン先の素材はゴムですが、中に金属の芯があり新品の油性ペンのような硬さがあります。
アクティブスタイラスペンの使用感
ペン先が小さいだけじゃなく、とても固いので力を入れて書いてもペン先がベタっと画面にくっつくことはありません。ゴム製品特有のブレーキもあまり感じられません。
同じようにペン先がゴムのタッチペンとペン先の伸び具合を比較してみました。結構力を入れてもアクティブスタイラスペンはペン先が崩れることがありませんでした。
アクティブスタイラスの気になる点
従来の3分の1の筆圧で反応、というパッケージ謳い文句なのですが、気になる点が2点ありました。
1点目:反応精度がまばら
ひたすら横向きの直線を、画面左から右側に向かって同じ距離だけ15本引いてみました。下記画像を参照いただけるとわかるのですが、スタート地点が想定したいた場所よりズレているものが何本かあります。
静電発生機構の問題なのか、ペン先の硬さの問題か、今ひとつ精度は悪いようです。ゆっくり線を引けばある程度問題ないのですが、素早く線を引いたり、点の操作が苦手なようです。
2点目:縦向きの線を引く際はペン角度に注意が必要
今度は縦の直線を、画面上から下に向かって同じ距離だけ12本引いてみました。
すべて背景の方眼の線に沿って引こうとしたのですが、ズレたりブレたりしているものがあります。
ペン先が固いので角度をつけてペンを使っていると、思ったより右側(右利きの場合)に線が引かれてしまいます。また、ちょっとしたペンの角度変更で線が大きくぶれやすいようです。
正確な線を引く場合、画面に垂直になるようペンを持つ必要があります。
アクティブスタイラスペンの可能性
iPadは、本来人の体と微弱な電気が通ることで画面が反応するものです。しかし、アクティブスタイラスペンはペン自身が微弱な電気を発生させiPadと反応してくれます。
このおかげで種類にもよるのですが、手袋をしたままタッチペンでiPadを操作できるようになります。
また、肌が乾燥質で普段からタッチパネルの反応が悪い方にはとてもオススメの製品です。
認識精度が上がれば冬に欠かせないタッチペンになるのではないでしょうか。
メーカー推奨ではないiPhoneでの動作検証結果
メーカー推奨対応端末はiPadとiPad miniです。残念ながらiPhoneは対応端末ではありませんでした。
ですが、iPhoneだって静電式のタッチパネル!ということで、タッチペンの反応を確かめてみました。
画面端近くの操作には注意が必要
iPhoneだけじゃなく、実はiPad miniもそうなのですが、縦向きに端末を持った時に触っていても反応しない領域があります。
反応しない領域について詳しくはこちらの記事をご参照ください。
→触って動かす機械なのに触ってもタップ扱いにならない場所があることをご存知でしたか?(昼刊)
この非反応領域はiPhoneにも存在します。普段指で操作しているときは気づかないのですが、ペン先が細いタッチペンだからこそ無意識に画面の端から書き始める機会が多くあります。
そのとき、タッチペンがまったく反応しないように感じます。
画面が小さいiPhoneなので、タッチペンの反応が悪く感じるためメーカーからはiPhoneでのアクティブスタイラスペンの使用を推奨しないそうです。
フィルムによるiPhoneへの影響も大きい
アクティブスタイラスペンは画面との接地面が極端に小さいペンです。そのため、iPhoneに保護フィルムを貼っている場合、さらに画面との接地面が小さくなる恐れがあり、反応が鈍くなる可能性が高くなるそうです。
実際私もAppBankメンバーの色々な端末で試してみましたが、タッチペンの反応はマチマチでした。
こういった予期せぬ現象にあい、ユーザーが不快に感じないようiPhoneを対応端末にはしていないそうです。
業界初の新システムということで、まだまだ伸びしろの多いタッチペンです。ですが、これからの進化にも期待できる製品です。
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