AppBank の主任です。
AppleInsider が、iPhone 5S や廉価版 iPhone 向けのケースを製造する企業から、ケースの設計に用いる寸法図を入手したようです。
その寸法図を元に Apple Insider が、廉価版 iPhone を 3D レンダリングしたのが以下の画像です。
(画像引用元:Leaked schematics reveal what case makers expect Apple's low-cost iPhone & 'iPhone 5S' will look like – AppleInsider)
肝心の寸法図ですが、iPhone 5S や廉価版 iPhone と思われる「iPhone Light」の細かなサイズが記載されています。
(画像引用元:Leaked schematics reveal what case makers expect Apple's low-cost iPhone & 'iPhone 5S' will look like – AppleInsider)
iPhone 5 のケースメーカー向け寸法図と比較したところ、右側の「iPhone 5S」の寸法は高さ・横幅ともに同じですが、0.1ミリ厚いようです。
iPhone 5 の寸法図は以下のウェブページからご覧いただけます。
iPod、iPhone、iPad 用ケースの設計 – Apple Developer
一方で左側の廉価版 iPhone ですが、2ヶ月前にご紹介した廉価版 iPhone のサイズとは異なる寸法です。
iPhone 4S や iPhone 5 と比較すると、以下の通りになります。
iPhone 4S | iPhone 5 | 廉価版iPhone | |
高さ | 115.2mm | 123.8mm | 124.44mm |
幅 | 58.6mm | 58.6mm | 59.18mm |
厚さ | 9.3mm | 7.6mm | 8.5mm |
iPhone 5 よりも6ミリから1センチほど大きいことが分かります。
AppleInsider に掲載されているほかの寸法図によれば、イヤホンジャックの位置は iPhone 5 と同じく底面ですが、マイク・スピーカー用の穴の数は減っています。第5世代 iPod touch に近いデザインです。
また、背面の寸法図によれば、これまで噂されていたように iPhone 5S は2つの LED を使う「デュアル LED フラッシュ」を搭載するようです。
廉価版 iPhone に関しては、先日ご紹介したケースからも分かったように、背面にも角に丸みがあるようです。
(画像引用元:Leaked schematics reveal what case makers expect Apple's low-cost iPhone & 'iPhone 5S' will look like – AppleInsider)
AppleInsider によると、過去にもこうした寸法図の流出はあったものの、そこに描かれていた iPhone とは全く異なるデザインの iPhone が発表された事もあったようです。
ケースは間接的な製品であり、Apple が直接注文している部品ではないため、こうした間違った寸法図が出回ることは有り得ます。
今後、サプライチェーンからの新たなリークがない限りは、この寸法図が廉価版 iPhone のフォルムを正しく捉えているかは判断できない状況が続きそうです。
参考(順不同)
- iPod、iPhone、iPad 用ケースの設計 – Apple Developer
- Leaked schematics reveal what case makers expect Apple's low-cost iPhone & 'iPhone 5S' will look like – AppleInsider