AppBank の主任です。
iOS 7 はデザインが変わっただけではありません。セキュリティの点でもいくつかの機能が強化・追加されています。
中でも注目なのは、強化された「iPhone を探す」と「アクティベーション・ロック」。iPhone の盗難・転売に対抗できる機能です。
(画像引用元:Apple – iOS 7 – Features)
現在の「iPhone を探す」に加え、3つの盗難・転売対策が iOS 7 で追加されます。
対策1:「iPhoneを探す」の解除・初期化にApple IDが必要
これまでは、何らかの方法で iPhone のパスコードロックを解除されてしまうと「iPhone を探す」機能を簡単に解除したり、初期化できました。
iOS 7 からは、この機能を解除・初期化する際には Apple ID とパスワードの入力を求められるようになります。
対策2:リモートワイプ後も通知・iPhoneの追跡が可能
(画像引用元:Apple – iOS 7 – Features)
さらに iCloud を使って iPhone のデータを遠隔削除しても、引き続き通知・メッセージを送ったり、iPhone の現在地を追跡できるようになります。
現在はリモートワイプを実行してしまうと、その後の通知・現在地追跡は不可能。そのため、転売されるおそれがあります。
対策3:iPhone初期化後でもアクティベートにApple IDが必要
(画像引用元:Apple – iOS 7 – Features)
最後の対策が「アクティベーション・ロック」です。
これまでにご紹介した対策を突破されて iPhone が初期化されても、再び iOS を使うには、あらかじめ設定された Apple ID・パスワードが必要になります。
これらの機能があらかじめ設定されていれば転売・不正使用は極めて困難になるので、iPhone の盗難を抑止・予防する効果も期待できます。
いくつかの機能が利用できない国・地域も
Apple は「いくつかの機能が利用できない国・地域もある」としています。
日本で全ての機能が使えるのか、あるいはどの機能が使えないのかはまだ不明です。
参考
WWDCまとめ
WWDC 2013の発表内容まとめ!すごい変わったiOS 7、OS X Mavericks、MacBook Air、Mac Pro。