AppBank の主任です。
AllThingsD が、Apple とソニー・ミュージック、さらにソニー/ATV との間で音楽聴き放題サービス「iRadio」に関する契約が成立した、と報じています。
これにより、Apple はアメリカの主要な音楽会社、ソニー・ワーナー・ユニバーサルと iRadio に関する契約を結んだことになり、サービス開始に弾みがつきました。
現地時間の6月10日から始まる WWDC 2013 で、iOS 7 と共に iRadio も発表されるものと思われます。
iRadio のサービス内容については、以下の記事をご覧下さい。
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交渉が難航した原因とは?
AllThingsD は交渉が難航した原因に iRadio のスキップ機能を挙げています。iRadio はユーザーの好みに合わせて自動選曲する代わりに、スキップが可能とされています。
ソニーは、この機能を使ってスキップされた曲の使用料の支払いを求めていたそうです。
ソニー・ミュージックが管轄しない楽曲を管理するソニー/ATV は、自社が管理する曲から発生した広告料の10%を Apple から支払ってもらう契約(2年)を結んだと、ソニー/ATV の CEO が自ら語っています。
ソニー・ミュージックも同様の条件で Apple と契約を結んだものと思われます。
参考(順不同)
- Apple Signs Sony Up for iRadio, Now Has All Three Major Music Labels – Peter Kafka – Media – AllThingsD
- Apple Signs Sony Publishing Up for iRadio – Peter Kafka – Media – AllThingsD