AppBank の主任です。
Fortune が、廉価版 iPhone を販売した場合に起こる Apple の粗利益率の変化を予測した、モルガン・スタンレーの分析を取り上げています。
Apple が安価な iPhone を発売すれば多くの人が購入すること・廉価版 iPhone の利益率が高いことを理由に、Apple の粗利益は 6% アップすると予測されています。
(画像は廉価版 iPhone のものとされる背面パーツ)
(画像引用元:Alleged Budget iPhone Leak – Tactus)
ただし、予測よりも廉価版 iPhone と通常版 iPhone との共食いが激しくなれば、粗利益は変化する可能性があります。
具体的な価格では、Apple の粗利益が上昇するのは349ドル以上としており、アナリストの予測では、販売価格は399ドルになるようです。
以前ご紹介した J.P. モルガンの分析では、他メーカーの出荷台数が少なく、廉価版ではない iPhone との差別化も図れるとして、350〜400ドル台が有力視されていました。
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ちなみに、現在の廉価版に相当するのは iPhone 4 。アメリカの Apple Store では契約無しで450ドルで販売されています。
今回の予測で出ている価格も契約なし・契約期間に縛りがない場合のものと思われます。そのため、国内で販売されている iPhone 5 よりも価格が高くなっています。
iPad miniやMacの利益率は低い?
iPad mini の利益率が低いことは以前から話題になっていましたが、今回の予測でも iPad mini の売り上げが少なければ、Apple の粗利益率が増えると報告されています。
さらに Mac に関しても、売り上げが鈍化すれば、その分だけ Apple の粗利益率が増えると予測されています。
参考(順不同)
- Cheaper iPhone could, paradoxically, increase Apple’s margins | 9to5Mac
- How a low-cost iPhone raises, not lowers, Apple’s profit margins – Apple 2.0 -Fortune Tech