iPhoneに欠かせない「SIMカード」って何?

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AppBank の主任です。

iPhone の中に小さな IC カードが入っていることをご存知でしょうか。それは「SIMカード」と呼ばれています。

契約時にショップの店員が iPhone にカードを入れてくれる場合もあるので、覚えがない方も多いかも知れません。

これは iPhone 3G/3GS・iPhone 4/4S・iPhone 5 に入っているのはもちろん、日本国内で販売されているほとんどの携帯電話に入っています。

携帯電話にもよりますが、このカードがないと au・ソフトバンクの回線を使って電話したり、メールを送受信したり、ウェブページを見たりすることができないからです。

なぜ SIM カードがないと通話・通信ができないのでしょうか? 今回は SIM カードの役割と種類について解説いたします。

目次

SIMカードとは?

SIM カードは縦1.5センチ・横2.5センチほどのプラスチック製の IC カードです。

その表面には SIM カードを貸与している携帯電話会社のロゴが入っており、裏面には接触式の IC が埋め込まれています。

IC の中には唯一無二の「IMSI」というコードが保存されています。

また、携帯電話のアドレス帳のデータを保存することもできます。残念ながら iPhone ではデータの読み取りしか行えません。

近年では SIM カードの中に NFC、近距離無線通信に使うソフトウェアを収録するという活用法もあるようです。

NFC についてはこちらの記事をどうぞ。
iPhone 5は日本で使える「おサイフケータイ」になるのか?

SIMカードの種類

iPhone で利用できる SIM カードは、その大きさから3つに分類できます。

SIMカード

これは先ほどもご紹介したように、縦1.5センチ・横2.5センチの IC カードです。最も一般的なサイズで、様々な携帯電話で利用できます。

このカードはアメリカで発売された初代 iPhone のほか、iPhone 3G/3GS に採用されています。

Micro-SIMカード

SIM カードを一回り小さくしたのが Micro-SIM カードです。縦1.2センチ・横1.5センチと小型化されていますが、IC 部分の大きさは同じです。

このカードは iPhone 4/4S のほか、3G/LTE 回線に対応した 初代 iPad・iPad 2・第3世代 iPad・第4世代 iPad で使われています。

Nano-SIMカード

Micro-SIM カードを小さくしたのが Nano-SIM カードです。大きさはなんと縦0.9センチ・横1.2センチです。これも IC 部分の大きさは同じになっています。

このカードが使われているのは iPhone 5 と LTE回線に対応した iPad mini です。

なぜサイズを小さくするのか?

それぞれの SIM カードが使われている機種をご覧頂ければ分かるように、iPhone/iPad の小型化・軽量化に合わせて SIM カードのサイズが小型化されてきました。

SIM カードを小型化すれば、その分だけ関連する部品も小型化・軽量化できるからです。また、スペースに余裕が生まれればパーツの厚みも減らせます。

Apple はこうした SIM カードの小型化、そしてそれを業界の標準規格とする活動にも力を入れています。

Nano-SIM カードでは、ノキアとの対決の末に Apple の案が標準規格となりました。→アップル、nano-SIM標準をめぐる戦いを制す | IT基盤技術 | トピックス | Computerworld – エンタープライズITの総合ニュースサイト

SIMカードの役割

様々なデータを保存できる SIM カードですが、主な役割は「識別」です。

SIM カードには「IMSI」というコードが保存されています。このコードを契約者情報と結びつけることで、その SIM カードが入っている iPhone を他の携帯電話と区別して認識します。

そうすることで iPhone が特定の携帯電話会社の回線を利用できるようになり、契約時に決めた電話番号で電話や SMS もできるようなります。

もう1つの役割は「機種変更を簡単にすること」です。

SIM カードは抜き差しが簡単です。今まで使っていた携帯電話から新しい携帯電話へ機種変更した場合でも、SIM カードを差し替えるだけで利用できます。

※au の場合はICカードロッククリアという手続きが必要です。→auICカード対応のauケータイを譲り受… │ au Q&Aプラス

他の携帯電話会社のSIMカードは使える?

では、ソフトバンク版の iPhone にドコモの SIM カードを入れれば、ドコモの回線が使えるのかというと、答えは「×」です。

iPhone などの携帯電話と回線をセットで販売する、ドコモ・ソフトバンクなどの携帯電話会社は、販売する携帯電話に「SIMロック」を施しているからです。

「SIMロック」には種類があるものの、日本国内では自社以外の SIM カードを使えないようにするロックが施されていることが多いです。

そこで次回は、この「SIMロック」について詳しくご紹介いたします。

参考(順不同)

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