AppBank アプリ担当のラクイシです。
AppBank で以前公開された iPhone アプリ開発入門記事を見て、iPhone アプリを開発してみた方も多いのではないでしょうか? しかし、そこから一歩踏み込んでオリジナルのアプリをリリースしたという方は、ほとんどいないと思います。
オリジナルのアプリを完成させるためには、Xcodeに向き合う前にやるべきことがあります。それは、完成させるアプリの方向性を明確にすることです。
入社前は、個人でアプリ開発をしていた僕が、具体的な方法を紹介していきます!
1. アプリのアイデアを生み出す
オリジナルのアプリといっても、独創的なアイデアが必要なわけではありません。
オリジナルのアプリの多くは、既に AppStore に並んでいるアプリに、ちょっと機能を追加したり、逆に機能を削ったものだからです。
日頃から iPhone アプリを触っていて、「この部分が不便だな」とか「こんな機能があったらいいのに」と思うことがあると思います。その不便さや、物足りなさは、アプリをアイデアを生み出す手がかりになります。
忘れないようにその気付きをメモして、そのアイデアの芽を育てて、オリジナルのアプリを発見しましょう。
2. 開発するアプリの完成予想図を紙に書き出す
自分の作りたいアプリが決まって、iPhone アプリを開発し始める時に、最初から Xcode に向かうのではなく、紙にアプリのイメージを描きだすことから始まります。
紙にアプリのイメージを書き出すことで、抽象的なアイデアが具体的になります。この作業を頭の中やパソコン上でしてしまうと、曖昧な状態のまま開発を始めることになってしまいます。
例えば、僕はこのような感じで、頭の中のイメージを落とし込んでいきます。
紙に書くことで新しい発想が生まれますし、アイデアが最適化されるので、僕はいつも最初に開発するアプリの完成予想図を紙に書き出しています。
3. 完成までにすることをリスト化する
完成予想図のスケッチを書き終えたら、アプリを完成させるために、どのようなパーツを組み込めばいいのか、何を勉強していけばいいのかを箇条書きにしてきます。
書き出したら、このリストに従って開発すればいいという指針が生まれるので、開発を進めていて何をすればいいのか迷うことがなくなります。
例えば、僕の場合、このように書き出しています。リスト化する際の作業の細かさは、自分のやりやすいように調整していくといいと思います。
- テーブルにセクション名を付ける
- オリジナルのボタンを生成するクラスを作成する
- テーブルビューセルをタップした時の遷移先の画面を用意する
- などなど…
リストを作ってしまえば、あとは Xcode と向きあいながら1つずつ実装していくだけです。実装できたらリストにチェックを入れます。
終わりの見えなくなるアプリ開発において、1日1日成長している実感は強い味方になります。
まとめ:Xcode に向き合う前に、アプリの方向性を明確にすべし!
- アプリのアイデアを生み出す
- 開発するアプリの完成予想図を紙に書き出す
- 完成までにすることをリスト化する
以上のことを Xcode に向き合う前にしておくと、アプリの方向性とやるべきことが明確になり、スムーズに作業を進めていけます。アプリがどうしても完成しないという人は、1〜3のステップを試してみてください。
「この記事を読んでアプリをリリースしたよ!」という報告が聞けるのを楽しみにしてます!
AppBank の開発入門記事
@akio0911 先生による iPhone アプリ開発入門講座。スクリーンショットがたくさんあって、とてもわかりやすいです。
写真集アプリが作れます。
→ 中学生からわかるiPhoneアプリ開発入門。第1回 。
こちらは、Twitter アプリを作る開発講座です。
→ ツイッターアプリを作ろう。誰でもわかるiPhone開発講座。第1回。
開発者向けの記事
アプリ広告を入れる前に読みたい記事。
→ iPhoneアプリ広告で稼ぐ方法・開発者インタビューまとめ【アプリ開発者向け】