iPhone 5 は Wi-Fi・LTE などの通信だけでなく、iPhone 4S のものよりも2倍高速なプロセッサが搭載されるなど、アプリを使った時の体感速度も向上しています。
そこで今回はその iPhone 5 のスペック・性能を、System Status と GeekBench 2 を使い、数字で見てみます。
iPhone 5のまとめ記事はこちらからどうぞ→【更新中】iPhone 5の本体比較、性能比較、LTE速度比較、その他のまとめ!
System Status
System Status は iPhone アプリで、ハードウェアの仕様を確認できます。
メモリ
事前に報じられていた情報通り、約 1GB(1024MB)のメモリを搭載しています。
デバイス情報
モデル名は「N42AP」。iPhone 4S は「N94AP」でした。
CPU
「CPU Frequency」は CPU のクロック周波数ですが、ここも 800MHz となっています。実際には 1GHz と思われます。「BUS Frequency」も誤認識されているのか、0MHz になっています。
GPU は「PowerVR SGX543MP2」です。ここだけでは iPhone 4S の時よりもクロックアップされたのかは分かりません。
キャッシュライン(Cacheline)は iPhone 4S が 32 だったのに対し、iPhone 5 では 64 になっています。
その他のハードウェア
バッテリの電圧は iPhone 4S と同じ 3.7V 。容量は iPhone 4S から 10mAh 増えて「1430 mAh」です。
GeekBench 2
GeekBench は、様々な OS・デバイスの性能を計測・集計するサービス。そのサービスを iPhone でも利用できるようにしたのが GeekBench 2 です。
総合スコア
システム情報
おそらく負荷の重さによってクロック周波数を変えているためだと考えられます。
整数演算性能
浮動小数点数演算性能
メモリ性能
例えるなら CPU のクロック周波数は計算する速度、メモリの容量は作業に必要な情報を広げられる机の大きさ、そしてメモリのアクセス速度はそこに広げている情報を読み書きできる速度です。
メモリの性能・容量が向上すれば、アプリの操作もより快適になります。
Stream Performance
まとめ
System Status からはメモリが 1GB に増量され、GeekBench 2 からは Apple が発表したように、iPhone 5 は iPhone 4S と比べて少なくとも2倍は処理能力が向上していることが明らかになりました。
これらのスペック・性能だけを見るならば、iPhone 5 は間違いなく「買い」でしょう。