先日、強烈な夕立に遭遇しました。あまりに強烈な雷だったので、そのすごさをiPhoneに収めようと撮影に挑戦してみました。
と、いうことで今回は私(@egaku)なりにみつけた「iPhoneで稲妻をうまく撮影するポイント」をご紹介します。写真はすべてiPhoneの標準カメラで撮影しています。
※ 雷を観察、撮影するときは必ず身の安全を確保できる場所で行いましょう。広い視界を得られる安全な展望台やマンションの屋内から撮影することを強くオススメします。
ピントや明るさを固定しよう
iPhoneの標準カメラは、ピントや明るさを自動で調整してくれます。さらに画面のどこかを1度タップすると、タップしたポイントが一番綺麗に映るように自動調整してくれます。
でも自動調整では、映っているモノが動いた時にまた自動的にピントが動いてしまいます。
雷が光る瞬間はとても明るくなります。iPhoneの自動調整にまかせていると、写真を撮りたい瞬間にピントと明るさの自動調整機能が働いてしまい、ぼやけた写真になってしまうのです。
そこで使うのが「ピントの固定」です。画面のどこかを長くタップすると、「AE/AFロック」と表示されピントが固定されます。
カメラのピント固定方法について、詳しくはこちらをご参照ください。
→【カメラ撮影を学ぼう Vol.3】ピントをロックして、勝手にピントがずれないようにしよう。
ピントを固定したとき、雷が現れる大体の位置の建物がはっきり映るように調整するのがベストです。下記画像の場合、遠くに見える建物もぼやけているので雷ももちろんボケてしまいました。
ズームなしで撮影しよう
また、遠くの雷を撮影したいのでズーム機能を使いたいところですが、ズームを使うとどうしても手ブレや画像の荒れが多くなってしまいます。ぐっと堪えてズームなしで撮影することをオススメします。
シャッターボタンを押したまま待機しよう
iPhoneの標準カメラは、シャッターボタンを離した瞬間に撮影されます。雷がくる瞬間を待ってシャッターボタンを押したままあとは待機です!
私の場合ですが、雷が光った瞬間にシャッターから指を離すというより、稲妻を目視した瞬間に指を離したほうが良い写真が撮れました。
下記画像は、雷が光った!って思った瞬間に指を離したものです。このタイミングだと、明るい部分と暗い部分が微妙に共存して変な写真になってしまいました。
うまくいくと稲妻がくっきり撮影できます。しっかり線として撮影できるのは稲妻が消えようとしている瞬間が多かったように感じます。
雷が雲の中をすべて照らした瞬間も綺麗な写真です。理想は稲妻と明るい雲がすべて収まった写真です。
連続して稲妻が走っているときは超絶シャッターチャンス!iPhoneが揺れないように注意しながらひたすら連射です。
稲妻は光の塊になってしまい、まったくわかりませんが雲がすごいくっきりとれた1枚です。朝焼けの写真ではありません。
重々しい雲が明るく照らされたところと稲妻が収まった写真を目指してひたすら頑張るのです。
光った!と確認してからシャッターを切っていると、消えかけの稲妻が撮影できることも。
雷が近づいてきたら屋内と言っても窓際はちょっと怖いので退避です。写真で見ると下向きに尖った三角が降ってきているように見えます。
最後に私の撮った中で一番レアな雲の中を枝分かれして走っている稲妻の写真です。思わずピカチュー!とつぶやいてしまいますw
iPhoneの標準カメラだけでここまで撮影できます。カメラについてそこまで詳しくない私ですが、試行錯誤しながらそれっぽい写真が撮れるようになりました。
日常の色々なシーンを写真で切り取って観察すると、改めて感動したり気づくことがあって楽しいですよ。週末に出かけたらぜひiPhoneのカメラで楽しんでみてください。