殺伐としながらも美しい世界観が魅力のアーティスティックなパズルアクションNihilumbraをご紹介します。
デザイン重視の作品と思わせながら、その芸術的な世界観と同じぐらい色を使ったパズル要素が凝っています。
雰囲気のある音楽とグラフィックと共にどっぷりと浸かりたい秀作です。
ゲーム( ◞•̀д•́)◞⚔◟(•̀д•́◟ )ファイッ!
幻想的な世界観とすばらしいゲーム設計。
5色に分かれた異なるアクションがこのゲームの鍵。
それらを使い分けて5つのステージをクリアしていくパズルアクションゲームです。
アクションといっても難しい操作があるというよりは、「へーー」と唸るようなちょっと頭を使ったパズルを解きながら進めるゲームです。
この5色を使ったパズル要素と、なんともいえない独特な世界観が最大の魅力ですね。
ヘッドフォンでプレイすればその世界にどっぷりと惹き込まれることでしょう。
早速始めてみましょう。
逃げる主人公。追う闇。
主人公のBornは謎の黒い物体。
自分が何者なのかわかりません。
最初スライムのような形状をしています。
主人公は広大な世界Nihilumbraで、The Void(深淵)に追われています。
このゲームでは横スクロールしていく度に英文が表示されます。
物語を語ったり、時にヒントをくれたりするのですが、中学生程度の英語力でもある程度読み取れるので世界観を堪能しながら楽しみましょう。
この要素もあって、1つの画面がまるで1ページのような、絵本の中でプレイしているような感覚を受けます。
操作方法はティルト操作と左右ボタン操作が選べます。
最初、画面の見た目を重視してコントローラーが表示されないティルト操作でやってみましたが、これがムズイ!
アクション要素は少ないとはいえ徐々に操作がきつくなるので、間違いなく左右ボタン操作をオススメします。
そして・・・逃げた世界は雪景色。
こんな世界観がよく似合います。
そこで出会ったカカシ。
カカシのマネをします。
やっと主人公っぽくなりました。
そして、色に出会います。
これがゲームの重要な要素です。
出会った色は右上でセレクトして使用できます。
ワールドが進む毎に1つづつ増えていきます。
水色の効果は地面を凍らせて滑りやすくすること。
これを使って罠を避けていきます。
氷の上に乗ってすべったり、モノを乗せてすべらせたりします。
ワールド1ではこの水色を使って謎を解いていきます。
Voidから産まれたモンスターも登場するので、色を使ってうまく避けていきます。
各ワールドの最終ステージでは画面左側からThe Voidが追いかけてくる。
最後まで逃げ切ることが出来れば次のワールドへと進みます。
細かくセーブポイントが用意されているのもありがたいです。
ミスしても何度でもやり直すことができるのでつまずきにくい仕様になっています。
2つ目のワールドは木の葉舞い散る森林。
緑を使うと大きなジャンプができます。
ワールドが進むほど、謎解きも難しくなってきますが、一気に進めたくなる楽しさです。
5種類の色を集めたとき、その時に待ち構えているものは・・・その目で確かめてみて下さい。
iPadだと余計に世界観が際立つ。
より世界観に浸りたかったらiPadで。
ゲームファイター的総括:芸術的世界観が心地よい良作。
この手の雰囲気の良いゲームは雰囲気だけで終わってしまってゲームとしてはイマイチのことが多いが、このゲームは中身もがっつり楽しめる良作。
これぐらいの「たまに悩むけど、解けないことはない」ぐらいがちょうど良いですね。
ストーリーを進ませることが重要で、パズル要素でつまづかせるのは最小限にしています。
音が操作を手助けしてくれるような演出もうまい。
ぜひヘッドフォンを使ってじっくり楽しんで欲しいです。
開発 | BEAUTIFUN GAMES SL |
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掲載時の価格 | ¥250 |
カテゴリ | ゲーム |
容量 | 143.8 MB |
執筆時のバージョン | 1.1 |
Nihilumbra