Byword はシンプルなデザインでありながら、それでいてテキストエディタには欠かせない機能を盛り込んだテキストエディタアプリです。
キーボードの上部には字数カウンター・タブキー・記号挿入キー・やり直しキー・カーソル移動キーなどが並び、入力・編集の効率が向上するように配慮されています。
さらに iCloud を利用すれば iPhone/iPad/Mac の間で、Dropbox を利用すれば iPhone/iPad/PC の間でテキストデータをやり取りできます。
iPhone 版 – Byword
初回起動時にはファイルの保存に iCloud あるいは Dropbox を使うか尋ねられます。
今回は Dropbox を選択しました。
【Use Dropbox】をタップ。
ファイル一覧。
ここに Byword が編集できるテキストファイルがリストアップされます。
新規ファイルを作成する場合は右下の【+】をタップします。
初期設定では Dropbox の “/Apps/Byword” を参照します。この参照フォルダを変更する方法は後でご紹介します。
画面上部にはファイル名を表示。ここをタップすればファイル名を変更できます。
その下にはテキストファイルの内容を表示します。文字コードは、日本語のテキストの場合は UTF-8 のみに対応しています。
編集する際にはキーボードの上に字数(○○ characters)が表示されます。
日本語のテキストでは単語数の表示機能は正しく機能しません(○○ words)。
ここをタップすると字数だけ、あるいは単語数だけを表示するモードに切り替わります。
ここを左にフリックすると…
記号の挿入キーが表示されます。
【(】や【[】は1回タップすると【)】や【]】の挿入キーになります。
その隣にはやり直しキー・テキストカーソルを移動するキー・キーボードを非表示にするキーが並びます。
さらにここを左にフリックすると…
Markdown 記法でテキストファイルを書く際に重宝するキーが表示されます。
【H】は HTML タグの「h1」「h2」などに相当する「#」を挿入します。
その隣の鎖のキーはリンクを挿入するためのタグを、さらにその隣のキーは画像を挿入するためのタグを1タップで入力できるキーです。
左から4番目のキーをタップすると、箇条書きの際に使う記号「*」を挿入できます。改行すると次の行の頭にも同じ記号を自動で挿入します。
「*」が入力されてからもう一度キーをタップすると、記号が「1.」になります。これも改行すると行頭に「2.」「3.」…と数字が自動で挿入されます。
iPhone を横に傾けたところ。
使えなくはないですが、1行分しか文章が表示されないので少々不便です。
テキスト編集画面で右上にある歯車ボタンをタップすると、メニューが表示されます。
【Preview Markdown】は、Markdown 記法に則ってテキストを表示します。
【Export】はテキストを HTML ファイルとして出力したり、Markdown 記法に則って表示した結果をメールに挿入できます。
【Preferences】では設定が変更できます。
【Preview Markdown】でテキストファイルを表示したところ。
タグを利用することで HTML のようにリンクや画像を挿入できます。
【Preferences】では、テキストの表示に使うフォントを指定したり、スペルチェック機能の有無・TextExpander との連携の有無を設定できます。
テキストエディタアプリとしては設定項目は少なめです。
左:Dropbox の参照フォルダを変更するには、ファイル一覧で左下のボタンをタップ。
右:【Folder】をタップして参照したいフォルダを指定します。
iPad 版 – Byword
機能は iPhone 版とほぼ同じです。
左側のファイル一覧から編集したいファイルを選ぶと…
テキストファイルの内容を表示します。
カーソルを左右だけでなく上下に移動できるキーがあります。
まとめ
シンプルな方が使いやすいのですが、テキストエディタの場合にはシンプル過ぎると機能が足りず、使いづらいと感じることがあります。
今回ご紹介した Byword はシンプルさと機能のバランスが絶妙で、使いやすいです。
また、Mac 版の Byword が Mac App Store で販売されているので、iPhone/iPad/Mac でテキストエディタをそろえたい・テキストファイルを同期したい(iCloud 使用時)という時にもオススメのアプリです。
ぜひお試しください。
開発 | Metaclassy, Lda. |
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掲載時の価格 | ¥250 |
カテゴリ | 仕事効率化 |
容量 | 2.8 MB |
執筆時のバージョン | 1.0.3 |
Byword