まるで映画『インセプション』の世界。
このDream:ONは、見たい夢をコントロールして見せてくれるという画期的コンセプトの元に生まれたアプリだ。
それだけ聞くと眉唾モノに感じるかもしれないが、イギリスのハートフォードシャイア大学の心理学教授であるワイズマン氏らが開発したとなると、「おお!?ホントかも!」と思えてくるから不思議だ。
同じ機能のアプリとしてはゆめみ~るってのもあるね。
基本は無料のアプリなのでとにかく”百聞は一見にしかず”で試してみよう!
まさに夢の詰まったアプリ。
映画『インセプション』で、レオナルド・ディカプリオ演じる主人公達は自由に夢の世界をコントロールしていた。
夢の中で別世界を意図的に作り出して、そこでの行動や感情もコントロールするなんてまさに夢の世界。
また『エターナルサンシャイン』は眠っている間に特定の記憶を抜き取る作業を行い、現実的にその記憶を抹殺していた。
夢をコントロールする。
疑問は膨らむばかりだが、まずはアプリの内容をざっとおさらいしておこう。
Dream:Onはこんな仕組みで夢をコントロールします。
基本的にはアラーム時計と同じ。
まずは起きる時間の設定。
アラーム音の設定。
スヌーズ間隔の設定。
これら基本の3つに加え、このアプリでは「サウンドスケープ」(音風景)という変わったパラメータの設定を求められる。
サウンドスケープ?
機能としては、夢を見るとされるレム睡眠状態を探知し音で夢をコントロ-ルするというのが真の機能である。
様々な音風景に旅立てる。
ざっくりと生活をやる気にさせたり、仕事で成功するイメージを与えてくれる夢と、ゆったりとした気分にさせてくれる夢の2つだ。
そのほか20種類の「サウンドスケープ」がアドオンとして用意されており、課金で追加することができるようになっている。
おもしろいものでは「東京への旅」、「明晰夢(Lucid Dream)」(体験を促すもの)、「有名人になってパパラッチ体験」なども!
できれば自分の望む夢(例えば空を飛ぶとか、ミクロサイズになってみるとか)そういった夢も設定できると夢が広がる。
実際にやってみた!
美しい花に囲まれて、キャッキャウフフな夢を見たかったので「Peaceful Garden」で!
がっつり寝てやる!
がっつり夢見てやる!
あとは寝るだけ!
なんというか、ワタシが普段まったく夢を覚えてないことが多く、2.3日試したところでは夢らしい夢をひとつも覚えていなかった。。
そもそも、ワイズマン氏によると、夢は目が覚める前の20分間で見ることが多いが、目覚めて10秒経つと内容を忘れてしまうそうだ。
ワタシのように夜中何度か起きたり、朝もタイマーで起きることがほとんどない場合はこのアプリに備わっているレム睡眠が終わる時にアラームを鳴らす仕組みというのがほとんど機能していないようだ。。
ただし、使い方によっては最低限悪夢を見るというのは防げそうな気もする。
とはいえ、今回のリリースはまだ実験段階という位置付けで、そのためユーザーは、起きた直後に今見た夢がどんなものであったか「夢日記」をつける機能が備わっている。
いいよね、夢日記って響き。
すでに20万件を超えるデータが集まっているそうだが、それらの集められたデータを基にアプリの効果を測定、今後の改善に役立てられる予定とのことなので、今後はもっと精度あがっていくことでしょう。
ゲームファイター的総括:まさに夢の発明!ただし効果は?
かなり個人差がでるアプリだ。
環境や状態によってアプリから受ける影響も違うし、そもそもアプリの影響で良い夢を見たかの効果測定もできない。
それでもこの手の夢のあるアプリはなんだか気になる。
だってすごく未来じゃない!?
まずは試してみて成果をみるのもいいのではなかろうか。
信じ込みやすい人はうまく見れるかもしれないよ。
開発 | YUZA |
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掲載時の価格 | 無料 |
カテゴリ | ヘルスケア/フィットネス |
容量 | 25.1 MB |
執筆時のバージョン | 2.0.1 |
Dream:ON