iTunes U は Apple 純正の学習支援アプリです。これまでにも iTunes U は存在しましたが、今回初めてアプリ化されました。
【速報】アップル「教科書を再発明する」iBooks, 書籍作成ツール, そして iTunes U アプリをリリース。
今までの iTunes U は学生以外の人にも講義を受けてもらおうという点から出発し、動画や音声といった Podcast に似た形で配信されてきました。
今回のアプリ化に伴い、iTunes U のコンテンツにはコースが追加されました。コースはテキスト(教科書)をベースに動画・参考文献を合わせて参照でき、学習の進捗度の管理や新しいコンテンツの追加にも対応できるようになっています。
もちろんこのアプリなら、そんなコースを十分に活用することができます。
※iPhone/iPad の両方で使えるユニバーサルアプリですが、今回は iPhone 版だけをご紹介します。iPad 版は後日詳しくご紹介いたします。iPad版の記事はこちらです。
→[iPad] iTunes U: iPad でこそ真価を発揮する Apple 純正の学習支援アプリ。
左:本棚式のトップ画面。ここにダウンロード済みのコースが表示されます。
右:【カタログ】ボタンをタップすると、ストアへ移動します。
ストアからコースをダウンロードするには、【無料購読】をタップします。購読に際して料金が発生する有料購読のカリキュラムもあるようです。
ダウンロードが終わったら、コースを開いてみましょう。
ダウンロード済みのコースを開くと、概要や講師のプロフィールといった情報を参照することができます。
コースの内容を見るには画面下の【投稿】をタップします。
ここではコースに沿ったコンテンツのリストが表示されます。
テキストをタップすれば、教科書代わりの文章を読むことができます。
また、その下にあるチェックボックス付きのリストには関連する動画やウェブページへのリンク・iBooks で読めるテキストといったコンテンツが表示されます。
なお動画や iBooks で読むテキストはダウンロードされていないので、個別にダウンロードしなければなりません。Wi-Fi ネットワークのない場所で iPod touch や Wi-Fi 版 iPad を使って学習する場合は事前にダウンロードしておきましょう。
この他にコース・ブック毎、あるいは全体共通のメモを残すこともできます。
このメモや未読の状況はすべて iTunes Store で使用している Apple ID を使って、デバイス間で同期できます。
この他に、コースに関連するビデオ・テキスト・アプリといったコンテンツのリストも参照することができます。
まとめ
動画・音声のみだった iTunes U が、テキストをメインに補助教材として動画・関連するウェブページを参照するといった形に変わっており、勉強しやすくなっています。
コースで提供される教材のほぼすべてが英語で書かれているので、言語というハードルは残っています。とはいえ、今はまだ公開直後です。時間が経てば日本の学術機関もコースで提供するコンテンツを公開すると思われます。
また、動画・音声のみの iTunes U コンテンツも集中管理できるので、これまで iTunes U を利用していた方にも便利なアプリとなっています。
総じて iPhone/iPad で学問を学びたい方にはピッタリなアプリです。
ぜひお試しください。
iPad版の記事はこちらです。
→[iPad] iTunes U: iPad でこそ真価を発揮する Apple 純正の学習支援アプリ。
開発 | Apple |
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掲載時の価格 | 無料 |
ジャンル | 教育 |
容量 | 12.1 MB |
執筆時のバージョン | 1.0 |
iTunes U