シミュレータアプリ、特にフライトシミュレータ好きが歓喜するF-SIM Space Shuttleをご紹介します。
なんとこのアプリはスペースシャトルの「着陸」だけを徹底的にシミュレート。天候・時間帯が変えられるのはもちろん、航行機器の故障を再現して、よりシビアな状況で着陸に挑める硬派っぷりが魅力です。
さらに着陸は進入角度・速度などからスコアに換算して評価されるので、GameCenter との連携機能を使ってスコアを競い合うこともできます。
プレイ動画
iPad 版 – F-SIM Space Shuttle
まずは「New flight」でフライトの各種設定を行います。アプローチの種類から場所・着陸滑走路・時間・天候・視程、乱気流などの風・温度・気圧を調整します。
ちなみアプローチの種類は2つあり、滑走路にまっすぐ進入するだけの「Final」と下の画像のように旋回して滑走路に進入する「Full」があります。
「Failures」で航行機器の故障を再現できますが、まずは着陸に慣れることが先決。スペースシャトルの操縦に自信が持てるようになったら試してみましょう。
着陸できるのは KSC ことケネディ宇宙センターとエドワード空軍基地の2つ。
それぞれに滑走路は2つあります。
特に設定を見直す必要はありませんが、玄人な方はギアやパラシュート・ピッチ・ラダーの操縦を手動にしてみましょう。これだけでグッと難易度が上がります。
それでは夜間に帰還してみましょう。
目の前の HUD に描かれている長方形が滑走路です。
操縦は iPad を左右に回転させ、前後に傾けるだけ。前に傾ければ機首が上がり、後ろに傾ければ機首は下がります。基本は速度ベクトルと呼ばれる照準器のようなものを、ひし形の誘導器に合わせるように操舵しましょう。
画面を左右にスワイプすると視点を自由に動かせます。残念ながら計器が状況に合わせて動いたり、スイッチ類を操作するといったことはないのですが、雰囲気は出ていますね。
ある程度まで高度が下がると HUD の表示が変わります。それでも速度ベクトルと誘導器が重なるように操舵するのは変わりません。「GEAR」と表示されれば車輪が機外に出たという事になるので着陸できます。
ゆっくりと慎重に、機首を若干上げながら進入角度を調整していきます。
速度と高度に注意します。どちらの数字も急に増減するような操縦は厳禁!
無事に着地できたら、次は減速です。左右に表示されるスライドバーを外側にドラッグして、減速していきましょう。
速度が0になったら着陸完了!
あまりにも着地速度が早いとタイヤが破損したり、船体自体が崩壊してしまいます。
着陸完了後は「Landing analysis」で出来栄えを分析。現在の私の最高記録は85,968点。hardlanding ばかりでまだまだ修業が足りません。
iPhone 版 – F-SIM Space Shuttle
iPhone 版は iPad 版に比べて画面が込み入っていますが、iPad 版と同じようにスペースシャトルの着陸が体験できます。
グラフィックもほぼ同じです。
ここで紹介した操舵方法は簡単なもので何とか着陸できる程度です。パーフェクトな着陸を目指すなら、公式サイトの操舵マニュアルを頭にたたき込みましょう!
硬派過ぎる内容なのでプレイする人を選びますが、iPad/iPhone 向けのフライトシミュレータとしては素晴らしい出来です。環境音がないのはもったいないですね。
今後は誰も操縦できないスペースシャトルを、ぜひ自分の手で着陸させてみて下さい!
- 販売会社URL:Alexander Ledinsky
- 掲載時の価格:¥350
- ゲーム
- 容量: 45.5 MB
- 執筆時のバージョン: 1.6
F-SIM Space Shuttle