高校時代の世界史の授業、今も覚えていますか?横文字の名前ばかりで苦手だった方も多いかと思います。そんな方でも手軽に世界の歴史を振り返られるのが、今回ご紹介するもういちど読む山川世界史という電子書籍アプリです。
文体は教科書的なままですが、紀元前770年から2009年までの主な世界史上の出来事を解説。いずれも軽めに言及しているだけで、世界史に興味のある方なら読んでいて心が折れるような事はないでしょう。
また、アプリ独自の「年表」機能も搭載。世界史と日本史の出来事を対比してチェックすることもできるので、世界史の枠組みを把握しておくには最適なアプリです。
iPad 版 – もういちど読む山川世界史
iPad では見開きでも快適に本文を読むことができます。画面中央をタップすれば上下に表示されているツールバーを消せます。
文中のリンクを使ってページ移動ができない代わりに、目次メニューが搭載されています。項目をタップすれば該当するページへとジャンプします。
索引もあります。用語は五十音順に並んでいるので、紙媒体の書籍に比べて、調べものに使いやすくなっています。
本文をキーワードで検索することもできます。検索メニューでは該当する部分が黄色く表示されますが、実際に表示されるページでは該当部分はマーキングされません。
「しおり」機能もあります。ページを表示中に右上の「しおり」をタップすると、そのページをブックマークすることができます。
もっともユニークなのが「年表」機能。開いているページ中の出来事をリストアップしてくれます。項目をタップすると…
紀元前770年から紀元後2009年までの長い年表の中で、どこに位置するのかをチェックできます。さらに下にある「日本」という項目をタップすると…
同時期の日本史上の出来事を参照できます。日本と世界とで起きた出来事を対比することで、より世界と日本との繋がりを把握しやすくなりますね。素晴らしい機能です。
ツールバーを消すとこんな感じにページが表示できます。
縦表示にすると、1ページをより大きく表示できます。
ページ中の図を最大まで拡大するとブロックノイズが見えます。基調な写真、分かりやすい図が豊富な書籍だけにこれは残念です。
文章を最大まで拡大すると文字のジャギーが目立ちます。どうやら文章はテキストではなく、単なる画像として保存されているようです。
iPhone 版 – もういちど読む山川世界史
iPhone で読むには少し文字サイズが小さいように見えます。目次や索引・検索・しおり・年表機能については iPad 版とまったく変わりません。
実用性は低いですが、見開き表示にも対応しています。
書籍版の内容をそのまま画像化しただけのようなので多少の粗を見つけることができますが、収録されている内容、特に世界史上の出来事と日本史上の出来事、この両方を比較して見ていける「年表」機能は素晴らしいですね!
このアプリで、苦手だった世界史にもう一度挑んでみてはいかがですか?
- 販売会社URL:Imagineer Co.,Ltd.
- 掲載時の価格:¥800
- 教育
- 容量: 19.5 MB
- 執筆時のバージョン: 1.0.0