iPhone のカメラはスペックの割にキレイに写真が撮れますが、被写体を至近距離から撮影するマクロ撮影は苦手。iPhone のレンズの特性のためにピントが合わないのです。
そんなマクロ撮影を可能にするのがこの CLIP SHOT for mobile KC-1 。最短の撮影可能距離は被写体から25ミリ。かなり被写体に接近して撮影することができます。
生地の縫い目を撮影したい。基盤やコネクタを撮影したい。花を大胆に切り取って写真に収めたい…等々、近くで撮影したい時はきっとあるはず。そんな時に役立つ一品です。
参考: シルバーの他に黒版もあります。
AppBankStore : CLIP SHOT for mobile CLOSE UP(接写) BLACK: CLIP SHOT: その他
CLIP SHOT for mobile KC-1 をチェック!
パッケージはこんな感じです。
内容物をチェックしましょう。
1. 巾着袋:クリップやレンズを運ぶ際に使います
2. クリップ:レンズを iPhone に固定する際に使います
3. 取り扱い説明書
4. レンズ:縦9ミリ・横18ミリ・重量25グラム・最短撮影距離25ミリ
レンズはシルバーの他、ブラックがあります。
クリップを装着するとこんな感じになります。
ストラップに付けておけるのが良いですね。
iPhone にはこのように挟み込みます。iPhone3G/3GS で使用可能なことは確認済みです。一方でケースを装着したままではレンズが正しく接触せず、使用できません。
凛々しいシルバー!このメカっぽい色は個人的には非常に好みです。
シルバーの他、カラーラインナップにはブラックも用意されています(別製品です)。
引き締まって見えますね。
CLIP SHOT for mobile KC-1 で写真を撮ってみた
KC-1 レンズを装着しないで撮影すると残念な感じに。これは iPhone のカメラレンズの最短撮影距離よりも近い地点から撮影しているからです。
そこで KC-1 レンズを装着してみると…ちゃんと被写体にピントが合ってクリアな写真になっています。さらに小さな被写体を撮ってみましょう。
レンズなしで撮影するのではピントが合いませんが…
KC-1 を使えば、平等院鳳凰堂がこんなにもクリアに撮影できます。
こちらは KC-1 レンズなしで撮影したもの。
そしてこちらが KC-1 レンズを使って撮影したものです。
ちゃんとピントが合っていますね。
レンズ無しではピントが合わない MagSafe コネクタも…
KC-1 レンズがあればきちんと撮影できます。
上記の写真の中央部が青白くなっているのは iPhone 4 のカメラ固有の問題で、蛍光灯下で撮影するとこのようになってしまいます。KC-1 レンズによる現象ではありません。
また、KC-1 は最短撮影距離が25ミリとマクロ撮影用のレンズなので、これを付けたまま風景を撮影しようとしてもピントが合わずにボケた写真になってしまいます。ですから、あくまでもマクロ撮影専用のレンズと割り切って使う必要があります。
なお、先ほどの KC-1 レンズを使って撮影した写真の無圧縮・無リサイズ版を Picasa にて公開しています。KC-1 レンズの性能が気になる方はぜひご覧ください。
CLIP SHOT for mobile KC-1 – syunin a – Picasa ウェブ アルバム
まとめ
レンズ装着の手間はあるものの、iPhone でマクロ撮影が可能になるのは便利ですね。被写体の細かなディテールを伝えるにはこの撮影方法が効果的ですし、被写体を大胆に切り取った写真は印象的でもあります。
iPhone 3G ではオートフォーカス機能がないために QR コードの読み取りが困難ですが、このレンズを装着すれば撮影・読み取り可能になります。
一方で絞り値が低いためか、あるいは KC-1 レンズの特性のためか、レンズ外周部にまでピントが合いません。良く言えば被写体に視線を集める写真が撮れますし、悪く言えばマクロ撮影にしてはピントの合っている範囲の狭い写真になってしまいます。そういった意味ではトイカメラ風の写真が撮影できるという利点もありますね。
いずれにせよ、iPhone のカメラを使ってできる表現の幅が大きく広がります。
写真好き・カメラ好きの方はぜひ一度お試しあれ!
参考: シルバーの他に黒版もあります。
AppBankStore : CLIP SHOT for mobile CLOSE UP(接写) BLACK: CLIP SHOT: その他