工事現場で働く方にとってはなじみ深い黒板。写真1枚にどんな作業をしているのかを記録するために情報を書き込み、作業と一緒に撮影します。そうした一連の作業を効率化してくれるのが工事写真というカメラアプリです。
黒板をアプリ内に保存しておいて後から呼び出し、撮影と同時に写真に合成してくれます。ですから、わざわざ黒板を用意して書き直す必要もなく、別の作業を撮影する時には変更が必要な黒板の内容を変えるだけ。記録作業がスムーズになること間違いなしです!
詳しくご紹介します。
左:アプリを起動すると早速撮影できる状態になりますが、その前に…
右:黒板の内容を編集しましょう。項目毎にデータを呼び出して内容を変更できます。
左:工事名は自分で作成し、読み仮名も同時に登録します。検索もできます。
右:工種はあらかじめ保存されているもののなから選べます。もちろん新規作成も可能。
その他、測点や施工業者名、またフリー欄(黒板の一番大きな部分)に何を書くかを選んでいきます。こちらも新たにデータを作成することができます。
左:黒板の色や種類、サイズやその表示位置が設定できます。
右:黒板の種類は全部で10種類を収録。縦長の他に横長のものもあります。
作成した黒板は保存しておくことも可能。
あらかじめいくつかの工事現場に合わせて黒板をつくっておけば、フリーランや測点の内容を変えるだけですぐに撮影に臨めます。
黒板の設定が終わればこのように写真を撮影できます。黒板のサイズはその四隅にある青丸をドラッグして変更し、位置は黒板そのものをドラッグすれば変えられます。
もちろん横にしても撮影できます。
撮影画面では黒板の文字がつぶれて見えるのですが、写真を見てみると文字もキレイに記録されています。Picasa にて無圧縮の写真を公開していますのでぜひご覧ください。
工事写真 – syunin a – Picasa ウェブ アルバム
黒板を書く手間が省けるだけでなく、そこで撮影した記録を即メールに添付して送れますから工事記録を紛失する可能性も極力抑えられます。Evernote などに保存すれば写真中の文字が検索できますのでかなり便利かと思います。
従来は単なる1枚の写真に過ぎなかった記録を、iPhone で撮影できるようになったことで様々なアプリやウェブサービスと組み合わせて活用できるようになりますね。
土木関係者の皆様、ぜひ導入をご検討されてみてはいかがでしょうか?
- 販売会社URL: iPhoneアプリ 工事写真
- 参考価格: 2900円
- ユーティリティ(Utilities)
- 執筆時のバージョン: 1.0