この記事はこのアプリの開発会社様からの寄稿です。
「電子書籍にはもっと遊びの要素が必要だ」という作家・伊集院静の提言から誕生した電子書籍レーベル「デジタルブックファクトリー」の第一弾作品伊集院静「伊集院静 なぎさホテル」です。
著者・伊集院静、音楽・井上陽水、写真・宮澤正明という豪華コラボレーションが実現!
活字と音楽と写真と映像が融合した画期的な作品です。
iPad/iPhone向けの作品で伊集院静にとっても初の電子書籍となります。
伊集院静「なぎさホテル」動画
この作品は作家・伊集院静がデビュー前の日々を綴った自伝的エッセイです。
離婚の慰謝料で膨大な借金を抱え、住む場所も帰る家も失い、博打やケンカに明け暮れるすさんだ生活……。
行くあてもなく東京を飛び出して、ふらりと立ち寄った逗子海岸「なぎさホテル」。
そこで作家としてスタートを切ろうとする若き日の伊集院と優しく見守る周囲の人々との交流を描いた作品です。
すでに取り壊され、なくなってしまった「なぎさホテル」の思い出を伊集院が鮮やかに描いていきます。
この作品は伊集院が逗子海岸を訪れた映像からスタートします。
伊集院自身のモノローグが重なり、在りし日のなぎさホテルの写真とともにタイトルが登場。
いきなり映画のようなオープニングです!
目次を見てみましょう。15章の本文に加えてオープニングとエンディング、著者のインタビュー動画も収録しています。
各章の扉には写真家・宮澤正明の写真が使用されています。
なぎさホテルが取り壊される数日前に撮影された秘蔵写真をムービーの中に落とし込み、動きのある扉になっています。
本文は縦置き、横置きのどちらでも読むことが可能です。
ページ中央下のボタンを押すと、ツールバーが出現し、目次に移動したり、しおりを挟んだり、文字サイズや輝度の調節ができます。
本文の最後のページをめくると、エンディングのムービーが始まり井上陽水が歌う主題歌「TWIN SHADOW」が流れ出します。
甘く切ない読後感をぜひ味わってください!
メジャーリリースされた楽曲が電子書籍に収録されるのは日本初のこと。
iTunes Storeへ飛んで、この主題歌を購入することもできます。
巻末のインタビュー動画は約20分。
伊集院が20年ぶりに逗子海岸のなぎさホテル跡地を訪れた模様や夏目雅子さんとの思い出を語った貴重なインタビュー映像を収録しています。
夢のようなコラボが実現した豪華な電子書籍ですが、決してバラ色の人生を綴ったような内容ではありません。
借金で人生のどん底に追い詰められた伊集院が、作家を目指して新たな人生を切り開いていくという不況の時代を生きる若者にも共感を呼ぶ熱い作品になっています。
新しい電子書籍のかたちを提案する「デジタルブックファクトリー」の第一弾作品「なぎさホテル」。
iPhone/iPadで是非お楽しみください。
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