[iPad, iPhone] DEVONthink To Go: 論文から領収書まで何でも記録できるデータベースを持ち歩こう。3389

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DEVONthink To Go


Macのソフトウェアで根強い人気を誇る「DEVONthink」と同期できるアプリDEVONthink To Goです。

DEVONthinkは何でもかんでも記録しておけるデータベースソフトで、卒論完成を目指す学生から大学教授・ライター・研究者などが参考文献や論文を記録するのに便利です。

そのクライアントアプリとなるDEVONthink To Goは、Macに貯め込んだデータをWi-Fi経由でiPad/iPhoneに同期します。移動中の空き時間に文献チェックも可能ですね!

これで卒論作成も早まるかも…?詳しくご紹介します。


DEVONthink To Go

目次

DEVONthink To Go – iPad版

まずはDEVONthinkと同期するための設定をします。
今回はDEVONthinkと同期してみます。左下の同期設定のボタンをタップしましょう。

DEVONthink To Go


この時、MacではDEVONthinkを起動しておきます。
するとソフトを起動しているMacが一覧に表示されます。この場合は「MBP」を選択。

DEVONthink To Go


次にペアリング用コードがMacのDEVONthinkに表示されます。

DEVONthink To Go


このコードをiPadに入力します。

DEVONthink To Go


あとはデータベースを選択して同期するだけ!

DEVONthink To Go


無事同期が完了すると貯め込んだデータがずらっと一覧で表示されます。
DEVONthinkはPDF/HTML/画像がすべて記録可能。もちろんiPadでも見れます。

DEVONthink To Go


DEVONthink To Go側でカテゴリに分けることもできます。
フラグを付けたり、未読に戻すことも可能です。

DEVONthink To Go


連携機能を使って、PDF・テキスト・画像ファイルを他のアプリで開けます。
例えばi文庫HDでも読めます。

DEVONthink To Go


ファイルの並び替え機能も充実。アルファベット順、種類順、日付順、サイズ順の4種類をその他の設定を組み合わせて好みの並び順に変更できます。

DEVONthink To Go


iPad/iPhoneで作成したデータなら位置情報が付属します。その場合、Googleマップを利用した世界地図に、データを作成した際の位置情報が表示されます。

DEVONthink To Go


こうして作成・貯め込んだデータはiPad上で検索できます。画像中の文字をOCRでテキスト化して検索することも可能ですが、日本語には未対応のようです。

DEVONthink To Go


未読のデータだけを表示する「Unread Items」。
まだチェックしていない論文や書類が一目で分かります。

DEVONthink To Go


各データの細かな情報を見ることもでき、コメントも残せます。

DEVONthink To Go


もちろんデータを眺めるだけでなく、iPad上でもノートを書いたり、写真をアップロードしたりできます。「Group」はデータを分類する際に使います。

DEVONthink To Go


「Text」はこんな感じ。シンプルなノートを記録できます。

DEVONthink To Go


標準アプリ「設定」内でDEVONthink To Goの動作を細かく設定可能。OCRを使った検索や、新規テキストの題名には日付を自動で挿入するなどの設定項目があります。

DEVONthink To Go


DEVONthink To Go – iPhone版

機能はまったくiPadと同じです。同期の方法も同様です。

左:未読データのみを表示したり検索したりとiPadと同じようにできます。
右:データ一覧画面。未読は薄い青色の字で表示されます。

DEVONthink To Go
DEVONthink To Go


DEVONthink To Go

もちろん拡大縮小できます。

グループ分けやフラグを付けたり、未読マークを付け直すことも可能です。


左:iOS 4ならアプリの連携機能を使って他のアプリでも開けます。
右:もちろんテキストの新規作成、画像の追加も可能です。

DEVONthink To Go
DEVONthink To Go


EvernoteとDEVONthinkの違い

DEVONthinkはファイルごとに記録する

Evernoteが何でも貼り付けられるノート機能があるのに対し、DEVONthinkは1つのファイルをそのまま取り込むという違いがあります。先の紹介では便宜上データと表記しましたが、これらはすべて独立した1つのファイルです。
よってファイル形式を条件として設定したスマートフォルダによる分類も可能です。
その意味でEvernoteはごった煮になりがちなのですが、DEVONthinkはファイルごとに区別されて記録されるので何が何なのか分からないようにならない利点があります。

日本語検索機能はEvernoteが上

一方でEvernoteは画像中の日本語さえも対象にできる強力な検索機能があります。DEVONthinkは日本語対応が遅れており、OCRを使った画像中の文字検索も日本語はヒットしません。英語文献をよく扱う人にはDEVONthinkという選択肢もあります。

DEVONthinkは無制限に記録・同期できる

Evernoteは1ヶ月間に同期できる容量に限りがあります。無料アカウントは1ヶ月40MB、有料の場合は500MBまで。ヘビーに使いこなすには足らない場合もあります。
しかし、DEVONthinkはMacとiPad/iPhoneとの間で直接同期するのでMac/iPad/iPhoneの容量が許す限り、いくらでも好きなだけファイルを記録・同期できるのです。
これはなかなか魅力的です!

そんな訳で個人的にはEvernoteと分けて論文や参考資料を管理する為のアプリとしてDEVONthinkとDEVONthink To Goを使おうかと考えています。
DEVONthinkは有料のソフトウェアですが、試用期間もあるのでぜひお試しください!


DEVONthink To Go
  • 販売会社URL:Support
  • 参考価格:1700円
  • 仕事効率化(Productivity)
  • 執筆時のバージョン: 1.0

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