TouchPadはiPad/iPhoneをマウス・キーボード・Apple Remoteに変身させます。
VNCを使ってWi-Fi回線でMac/PCに接続し、iPad/iPhoneからマウス・キーボードの操作が行えるようになります。MacならOS標準の機能とTouchPadだけで利用可能。
iTunesなどの特定のアプリではApple Remoteのようにリモコンとして使えます。
マルチタッチにも対応。2本指から4本指までのジェスチャーに動作を割り振れます。
詳しくご紹介します。
TouchPadを実際に使っているところ
TouchPad – iPad版
ここでは既に操作したいMac/PCと同じネットワークにiPad/iPhoneが接続されていることを前提に、操作方法等をご紹介します。
まず接続するMac/PCを選択します。ここでは「Yes」をタップ。
さらにMac/PCのネットワーク名の横にある「>」ボタンをタップします。
接続先の情報を表示します。設定したパスワードを入力し、トラックパッドやキーボード、Apple Remoteモードを正しく動作させる為に「Server Type」を選びます。
接続先のOSをMac/Windows/Linux/Otherから選びます。
あとは先ほどの一覧に戻って接続先となるMac/PCを選ぶだけです。
画面の真ん中に「Connected to (接続先のネットワーク名)」が表示されればOK。
今は画面全体がトラックパッドなので、触ればMac/PCのカーソルが動きます。
上の3つのボタンをタップすると機能を切り替えられます。
これはキーボードモード。トラックパッドも同時に利用できます。
コマンド・シフト・オプション・カーソルなどの特殊キーも使えます。
さらに特殊キーが使いたい場合はこちら。よく使うショートカットキー、例えば「終了」や「取り出す」などがボタン1発で利用できます。ファンクションキーもあります。
Apple Remoteモード。
特定のソフトを起動しながらこれを使えば、iPad/iPhoneがリモコンになります。
例えばDVD Player・iTunes・VLC・QuickTime・Front Rowなど。
使うアプリに合わせてモードを切り替えて利用します。
もちろん縦画面でも利用可能。
立ちながらMac/PCを操作するのに便利。
もちろんマルチタッチに対応しているので、2本から4本指までのジェスチャーに対して動作を設定できます。ファンクションキーを割り当てることも可能。
TouchPad – iPhone版
横表示での利用も可能。
iPad版同様、キーボードも特殊キーも利用できます。
Apple RemoteモードはiPad版よりも使いやすいデザインになっています。
Macでの設定方法
TouchPadを利用する上でMac/PC側の設定は欠かせません。
そこで今回はTouchPadからMacに接続する為の設定方法をご紹介します。
「システム環境設定」を起動して「共有」を開きます。
「画面共有」を「入」にして「コンピュータ設定」をクリック。
「VNC使用者が画面を操作することを許可」のパスワードを設定します。
このパスワードはTouchPadで接続先を設定する際に使います。
これで準備は完了です。
WindowsあるいはLinuxで利用する場合は開発元のサポートページで「How to connect TouchPad to a computer」をご覧下さい。
WindowsではUltra VNCあるいはTight VNCをインストールする必要があります。
iPhoneでならPowerPointやKeynoteでプレゼンする際にも利用できそうですね。
マウスを持ち歩いているならTouchPadを使ってみてはいかがですか?
- 販売会社URL:Support – Edovia Inc.
- 参考価格:600円
- ユーティリティ(Utility)
- 執筆時のバージョン: 3.4.1