Scats & Tracks of North America iPad Editionは、登山ガイドブックで有名な「Falcon Guide」シリーズの1冊を電子書籍化したアプリです。
北アメリカの動物を中心に、フンや足跡から種類を特定する手掛かりが1のアプリにまとめられています。フンや足跡の特徴から動物の様子を推測する為のヒントまで収録。
フンや足跡の形から動物のデータが探せるので、山登りや狩りの現場でも使えそうです。
残念なのはすべての情報が英語で書かれていること。ただし図を用いている解説が多いので、フンや足跡から動物を特定するだけならほぼ問題なく使えます。
詳しくご紹介します。
起動するとすぐに解説ページが表示されます。これはアーベルトリスの解説ページです。
スクロールしていくと足跡の他に生息範囲や…
動物の歩幅やフン・習性・その他の発見に使えるサイン(兆候)も解説されています。
「Trail」の写真をタップすると…
画像を拡大表示できます。
この二つの足跡の違いから、動物がどのように移動したのかまで分かります。
他の動物を探す
キーワードから動物が探せます。これは「American」で検索したところ。結構います。
左側のリストから動物を探すこともできます。バイソン、いいですよね。
検索フォームの上には3つの表示方法から動物が探せるボタンがあります。
「Portait」は動物の写真をリストの動物名の横に表示させます。
「Scat」は動物のフンをリストの動物名の横に表示させます。
歩いている最中にフンを発見した時に、その見た目から探すことができます。
「Tracks」は足跡から動物が探せる表示方法です。
足跡の画像がリストの動物名の横に表示されます。
「filters」を使えば、動物の種類やフンの大きさからリストをフィルタリングできます。
例えば「birds(鳥)」を選択して、さらに「cords, white-tipped(白いものが混ざったフン)」を選択してみました。リストには2つの条件に合う動物だけ表示されます。
用語の解説を読む
「Glossary」は用語解説の意味。アルファベット順に用語が並んでいます。
項目をタップすると用語の解説を読むことができます。
もちろん用語解説の検索もできます。
フンや足跡についてより詳しく学ぶ
フンや足跡の詳しい知識を身に付けるなら「Tracking 101」は外せません。
右下のボタンをタップしましょう。
まず表示されるのが目次。項目をタップすると内容が表示されます。
例えば歩幅の違いから、動物が歩いているのか小走りに去っていったのかが分かると解説されています。また、動物の体長から歩幅を導く為のテクニックにも載っています。
縦画面でも使えます
左:動物の解説ページを表示したところ。
右:「Tracking 101」を表示したところ。いずれも見やすいです。
英語で書かれているのがもったいなく感じるほど、非常に細かな情報が記されています。
一方で図もかなり収録されているので、文章を読まずともおおまかな事は理解できます。
北アメリカに住む動物に限定されてはいますが、足跡の特性などは日本でも通用するはず。狩猟や山登りする方、動物が好きな方には特にオススメのアプリです。
- 販売会社URL:naturalguides.com guides to your world
- 参考価格:450円
- レファレンス(Reference)
- 執筆時のバージョン: 1.0