数日前から村上龍と坂本龍一がタッグを組んで電子書籍業界へ殴りこみ、出版社戦々恐々というニュースが流れていましたが、その注目の電子書籍アプリ「村上龍 歌うクジラ」がiPadアプリとしてAppStoreに並びました。
なんと、実際に小説が本屋に並ぶ前にアプリとして全部読めてしまうものが世の中にリリースされるという、日本においては軽くエポックメイキングな事件です。しかも村上龍。
お値段は1500円。ただし、本だけではなく坂本龍一の音楽付きです。これは、、、豪華すぎるのでは・・・書店に並ぶハードカバー版が万が一1500円よりも高かったとしたら、もう大変です。早速紹介しましょう!!!
appbank追記:
開発はあのHMDT社になります。
プレイ動画はこちら
ちなみに、村上龍小話ですが、私は彼の本が大好きで主に高校1年〜2年生のころに読みあさっていました。最初に手にとった本が、偶然にも卑猥なタイトル「69」。タイトルからは想像できない超絶面白い高校生小説を読んで一気に引き込まれました。
他にも長崎のハウステンボスに修学旅行で行ったのですが、当時「長崎オランダ村」とか、ハウステンボスの迎賓館地下にあるエリタージュというレストランを舞台にした大人な小説、名前は確か・・・「はじめての夜 二度目の夜 最後の夜」とかも何度も読みましたね。それが影響で、ハウステンボスの限られた自由時間内でエリタージュにお昼ごはんを食べに行ったのはいい思い出です。2万円のお小遣いの中で、18000円をランチに使いました。懐かしいです。
「コインロッカーベービーズ」は最高に面白かったし、「愛と幻想のファシズム」には高校生ながらドキドキしました。それに、彼の書いていたエッセイ集も大好きで、めっちゃ読んだなぁ。出版社いろいろまたいでいるから大変そうですけど、村上龍全エッセイってアプリで200メガぐらいで1万円とかでだしてくれないかなぁ、絶対買うのに。
あと、忘れちゃいけないのが村上龍と坂本龍一でゲストを1人読んで鼎談する「Ev Cafe 超進化論」とか最高すぎます。一体何度読み直したか。あれがきっかけで映画ブレードランナーとか、哲学的な世界とか、広がったんだよなぁ。
そんな私の人生に影響を与えまくった上位5位には確実に入るであろうお方がiPadで電子書籍、非常に感慨深いわけです。早速紹介しましょう!!!
さて、表紙をめくると目次です。
目次は上から下へ指で動かせます。また、目次の項目タップでそのページから読むことができます。
第1章、新出島。
はじまりはじまりです。
アプリは縦画面のみ。横画面には対応していませんでした。非常に読みやすいですね。
あえてiPadのみで、iPhone向けに出さないのとかもどこかこだわりを感じます。
また、画面を上に引っ張ると画面下にメニューが。
メニューは、目次、ページ移動、ブックマーク、音のボリューム調整、画面の明るさ調整があります。
例えば明るさ調整はこんな感じ。
また、ブックマーク、しおり機能は、読んでいるページを画面どこでもいいので長押しすると、ブックマークしますか?とメニューが出てきます。それをタップでブックマーク完了。
メニューのブックマークからリストを見ることができます。
他にも、画面の右半分タップで次のページへ進みますが、指で本のようにめくることもできます。
スタッフクレジットコーナーやアートワークコーナーもあります。
アートワークのコーナーではいろいろとモチーフを見ることができます。
ファン的には地味にうれしい。いや、相当嬉しい。
歌うクジラ。
まずはアプリレビューということで、小説本編自体はまだ読んでいませんが、これから読もうと思います。
いやぁ、最高ですね。
- 販売会社URL:村上龍 歌うクジラ iPadアプリ版 サポートサイト
- 参考価格:1500円
- ブック(Books)
- 執筆時のバージョン: 1.0