日本の電子書籍業界は今後どうなるのか!?
勉強のために、@appbankと東京ビッグサイトで行われている「第17回東京国際ブックフェア」に参加してきました!見聞きした範囲でその様子をお伝えします。
伺ったブースは株式会社モリサワ、大日本印刷株式会社、BSreader、Zinio、株式会社アルクです。
株式会社モリサワの電子書籍アプリ開発ソフト
iPhoneアプリ製作支援ツール「MCBook」を法人向けに近々サービス提供開始。
書籍のデータ(InDesign形式)があれば、簡単に電子書籍のiPhoneアプリを作れるとのこと。生成される書籍フォーマットはePubではなく、モリサワ独自のもの。
特徴としては、モリサワのフォントで読める電子書籍アプリを作成できる点。そして、簡単にアプリが作れる点。書籍コンテンツとアイコンがあれば作れるますとのこと。
先日レビューした武士道シックスティーンはすごい読みやすく、コンテンツも面白く、とってもよい電子書籍だったので今後に期待です。
大日本印刷株式会社は電子書籍の書店を開始。
オンライン書店で電子書籍を買えるサイト「ウェブの書斎」がスタート。パソコンとiPhone、両方から利用できます。コンテンツを購入するには、クレジットカードかウェブマネー。
iPhoneで閲覧するには専用のアプリのダウンロードが必要。ストリーミング配信ではなく、ダウンロード方式であり、サクサク読める点がいいですね。
今後は、「紙の本を買うと同時に電子書籍も手に入る」「紙とデジタルでストーリーを変えたマンガを配信する」といったことも実現する予定。iPad対応は秋頃。
電子書籍の魅力はコンテンツの数に比例すると思うので、本格的に実現する日が楽しみですね!
BSreader、マンガアプリがコマごとに画面を作れる!
画像や電子データを用意すれば、マンガ系のiPhoneアプリを簡単に作れるツールを提供。画像はスキャンした画像でもよいとのこと。
作成できるのは「動き」のあるマンガ。携帯漫画でよく見る、1コマずつ表示されるタイプです。「ドーン」と書かれたコマでは携帯が振動する、点滅しながら次の画像に移る、などの動きも追加できるようで、面白かったです。
Zinio
アメリカの電子雑誌リーダー&オンラインショップのZinio。近々、日本でサービスが開始されるようです。既にアメリカでは、Rolling Stones、VOGUE、Harvard Business Reviewなど充実したコンテンツを配信。
ビューワーの特徴としては、「テキストのみを読む」「動画を見られる」といった機能があるところです。
雑誌の購入を行うには、クレジットカードを登録して利用できるオンラインショップ。一度購入すればパソコンでもiPhoneでもコンテンツが見られます。
日本に進出した折りには、私が大好きな雑誌、Snoozerを是非!!紙と電子、両方買います!
株式会社アルク、新アプリどんどんでるぞ!
英語学習のアプリを数多く出されているアルク。さらに色々なアプリを紹介して頂きました。
スペリングバトラーアルクマン:ボクシングしながら英語を覚えるゲーム
動画でニイハオ:中国語の勉強を動画で学べるアプリ
Hi Tweet!:英会話表現が収録されており、英語のつぶやきを支援するアプリ
充実していますね。実際にリリースした際にはAppBankで紹介しますので、首を長くしてお待ちください。
おまけ
なぜか、超巨大ブース「サウジアラビア王国」があり、そこで休憩しました。ちなみにこのお兄さん、日本語ペラペラで、僕らそっちのけで、女の子二人組をずーーっとナンパしてました。
電子書籍、どんどん便利になってくれると嬉しいですよね!今後が楽しみです。