この記事はこのアプリの開発者様からの寄稿です。
「ライフゲーム」を楽しめるアプリ「Life Game for iPhone」のご紹介です。
映画、TV、ハリウッドリメイクなどもされ、大ヒットした鈴木光司氏の「リング」「らせん」が、3作目の「ループ」を加えた全3部作であることはご存知の方も多いと思います。
その「ループ」にも登場し、物語の核になっているともいえる「ライフゲーム」を楽しめるアプリがこの「Life Game for iPhone」です。
ライフゲーム自体は歴史が長く、とてもここでは書ききれないので、とにかく理屈より体験ということで、早速実際のアプリをご紹介します。
(興味のある方はいろいろ調べてみるとこのアプリが何百倍も楽しめると思います!)
起動するとツールバーと格子だけの初期画面が現れます。
ツールバーのボタンは左から
* Random(ランダム)ボタン
* Play(再生)ボタン
* Pause(一時停止)ボタン
* Step(コマ送り)ボタン
* Record(記録)ボタン
* List(一覧)ボタン
* Setting(設定)ボタン
となっていますので、Randomボタンを押してみましょう。
すると緑色のセルがランダムに現れます。
これが第1世代になります。
まずは難しいことは何も考えずにライフゲームを始めてみましょう。
左から2番目のPlayボタンを押すと、何やら緑色のセルがウニウニと動き出したと思います。
同時に、画面上の「Generation」「Population」の数字も目まぐるしくかわっています。
「Generation」は世代を表し、一定のスピードでどんどん増えていきます。
「Population」は画面上の緑色のセルの個数を示しています。
ライフゲームはあるルールに基づいて世代交代を繰り返していくシミュレーションゲームです。
碁盤目状のフィールドでは、どのマスも左上、上、右上、左、右、左下、下、右下の8つのマスに囲まれています。
ライフゲームではその「周りのマス」のセルの状態(周りのセルが何個生きているか)により、次の世代でそのマスのセルがどうなるか決まります。
初期設定では、最も有名なB3/S23という設定になっており、これは
*そのマスの周りのセルが3つ生きていれば
次の世代でそのマスにはセルが生まれる
(B3:3のときBirth)
*そのマスに周りのセルが2つか3つ生きていれば
次の世代でそのマスのセルは生き残る
(S23:2か3のときSurvive)
*上記以外ではセルは死滅する
というルールを表しています。
たったこれだけのルールで、まるで何かの生命体がウネウネ動いているように見えるから不思議です!
ある程度世代が進むと、セルが全く動かなくなったり、同じ動きの繰り返しになります。
そのような安定した状態になるとそれ以上は変化しないため終了となります。
画面をタップするとツールバーが現れるのでPauseボタンを押して終了してください。
ちょっと難しい説明が続いたので、少し楽しみ方を。
初期設定(B3/S23)で楽しんでいると、赤○のような形を良く見かけます。
斜め方向にトコトコと進んでいき、本当に何か意志を持って動いているように見えます。
英語では「グライダー」と呼ばれていますが、どちらかというと無機物ではなく意思を持った生物に見えませんか。
他のセルにぶつかると吸収/合併して消えてしまうので、思わず「危ない!」「避けろ〜!」と応援したくなってしまいます。
もう1つの楽しみ方は、なんといってもルールの変更です。
ツールバーの一番右Settingボタンを押すと世代交代のスピードと世代交代ルールの設定画面になります。
今回は開発中に発見したおもしろパターン「B12/S1246」を紹介します。
図のように設定変更をして、Randomボタン→Playボタンでスタートすると・・・
全くのランダムの状態から、徐々に徐々にセルがきれいに並んでみるみる道のようになっていき、まるでセルが自ら迷路を作っているような面白い変化をしていきます!
B3/S23とは全く違う動きです!
ちょっとルールを変えるだけで、このように全く違う動きをするのもこのゲームの特徴です。
ルール設定とセルのランダム初期配置は、Recordボタンを押すと10個まで名前をつけて保存でき、Listボタンで保存したデータを呼び出すことでいつでも再現できます。
思いもよらない動きをするルールはまだまだ山ほどあると思いますので、是非様々なルールを試して自分だけのオリジナルルールを発見してみてください!
[from 月とリンゴ]※寄稿したい方はこちら:iPhoneアプリの紹介記事の一般募集について
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- 執筆時のバージョン:1.0