iPhone 3Gで動画を撮影できるアプリとしては、以前にもiVideoCamera( iVideoCamera: iPhone 3Gユーザにほんのちょっと朗報!3Gでも動画が撮影できるアプリ。2002 )をレビューしたが、その後同種のアプリが次々とリリースされている。中でも現時点でベストと言えるのが、このiVidCam (for 3G/2G with 10x Digital Zoom) だろう。
iVidCamの特徴は2点ある。ひとつは10倍デジタルズームを搭載していること。冒頭の動画でもおわかりいただけるだろう(ただし実用に耐える倍率はせいぜい2〜3倍までだが)。もうひとつは、撮影した動画をWi-Fi経由でパソコンに転送できることだ。
起動したら、画面右下のボタンをタップすれば録画が開始される。停止するには再度同じボタンをタップすればよい。
撮影した動画はエンコード処理を経ないと再生できない。撮影終了時に即エンコードするには「Encode Now」を、後回しにするには「Encode Later」をタップする。
画面左下のフィルムボタンをタップすると、撮影した動画がリストされる。後からエンコードするならここから「Encode」ボタンをタップする。エンコードが完了し再生可能状態になった動画は「Saved Videos」に表示される。
動画はそのまま内部ビューアで再生可能なほか、YouTubeに投稿することもできる。
リストの最下部にある「Wifi Transfer」をタップすると、URLが表示される。これをパソコンのWebブラウザに入力すれば、Wi-Fi経由で動画をダウンロードできる。
撮影できる動画の仕様だが、解像度は427×320、フレームレートは3〜7fps、圧縮形式は動画がフォトJPEG、音声はリニアPCMで、拡張子は.m4vとなる。QuickTime Playerでも問題なく再生できた。ちょっとした動画メモ程度の用途なら、十分役に立つだろう。
なお、ストレージに空きがあれば10分以上の動画も撮影可能とのこと。ただしエンコードにはかなり時間を要すること必至だ。
- 販売会社リンク: | ividcam.com
- 参考価格:115円
- 写真(Photography)