つい先日Apple純正アプリRemoteを紹介したばかりだが、さらに高機能なiPhoneリモコン化アプリがRowmote: Remote Control for Mac and Apple TVだ。ただし残念ながらMac専用である。
Macユーザならご存知だろうが、MacにはApple Remoteという小さな赤外線リモコンが用意されており(以前は同梱、現在は別売)、Mac標準搭載のアプリ「Front Row」を操作して音楽やビデオの再生、写真のブラウズなどをコントロールできる。Rowmoteは、ちょうどこのApple RemoteをiPhoneアプリ化したものと考えればわかりやすいだろう。ただし、当然赤外線ではなくWi-Fi経由だ。
使用するには、まずMac側でWebサイトからRowmote Helperをダウンロードし、インストールして起動しておく。Mac OS X 10.4(Tiger)以降が必要だ。
次にiPhone側でRowmoteを起動し、「SETTINGS」をタップ。「Choose a Computer…」欄にMacの共有名が表示されたら、タップして選択する。
するとPIN(認証用のコード)が表示されるので、Mac側に入力すれば接続完了だ。
Rowmoteで操作できるMac用アプリは、画面下部の「APPLICATION」をタップするとリスト表示される。front Rowだけでなく、iPhoto・Keybote・Safari・QuickTime Playerや、サードパーティ製のアプリにも対応しているようだ。また、アプリケーションを終了する・ウインドウを閉じる・Macを終了(シャットダウン)するなどの操作も可能だ。リストからアプリや操作をタップして選択し、メイン画面でボタンを押せばよい。
今どのMac用アプリを操作しているかは、画面右下のCONNECTIONをタップすれば表示される。
SETTINGSで「Dark Interface」を選択すると、メイン画面の背景色をグレーに変更できる。
AppleのRemoteアプリよりもコントロールできるアプリや操作のバリエーションが多いのが魅力だ。特にMacをステレオやTVに接続し、メディアセンター的に使っているユーザにはおすすめ。
さらにキーボード入力やトラックパッドまでリモートコントロールできる、上位バージョンのRowmote Pro(600円)もある。こちらもいずれレビューしてみたい。
- 販売会社リンク:Rowmote
- 参考価格:115円
- ユーティリティ(Utilities)