でも「大人になったらわかるよ」とか言われながら未だにわからないですけど。
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■AppBank
中島さんの人生的に、幼少期はいじめられてたとか、そういうのはないんですか?
小学校のころから「生きてるだけで丸儲け!」って感じでした?
■中島聡
僕は青春時代の悩みとかはほとんどなかったですね。
僕、純文学とかすごいダメで、人の悩みとかを書いた本とか読まされるじゃないですか。車輪の下、とか。
ああいうのってもう嫌で。
でも「大人になったらわかるよ」とか言われながら未だにわからないですけど。
小さい頃からわりと好きなことやってましたね。
理科の実験とか大好きだったから中学校時代とか秋葉原によく行ってました。
で、秋葉原でとある店を発見したんですよ。
その店が大好きで通いつめてたんですけど、その店が何の店かって言うと、秋葉原にもかかわらず科学実験の道具ばっかり売っている店で、学校に実験器具とかを卸しているお店だったんですけど、ビーカーとかフラスコとか買えるから、おこずかい貯めては、次は石綿金網とか、次はガスバーナー!みたいな!
■AppBank
それで何をするんですか!
■中島聡
それで、すごいでかい実験キットとか作りたいって思って・・・いろいろやりたい実験ってあるじゃないですか。
例えば、炭酸水素ナトリウムから水酸化ナトリウム作ろう、とか。
でもなかなか劇薬買えないんです。硫酸とか買えないです。それには親の許可が必要で。
だから硫酸の作り方とか研究して、よく覚えてないけど、硫黄を燃やしたガスを還元すると硫酸が出来るはずだから、それを自宅でやったりして。
たぶん、濃度が低いのはできたんだろうけど、なかなかうまくいかなくって。
■AppBank
それ危険ですよね。
■中島聡
すごい危険ですよ。
それもすごく狭い4畳半とかの部屋でこっち側に本棚があって、こっち側にベットで、その間の60センチぐらいの隙間にガスバーナーを置いてってやってました。
そういう少年でした。
■AppBank
それはもう丸儲けですね。
■iPhone・iPod touch ラボ
そういうお友達がまわりにいたってわけではないんですか?
■中島聡
特にそういうわけではなく、自分でガーっと突き進むタイプでしたね。
でもなんかそうだね。
わりと昔は純粋に科学とかが好きで、で、高校に入った頃は数学も好きで。で、高校に入ったときに数学クラブを覗きにいったんですよ。
数学クラブってフェルマーの大定理を説いているとか、そういうのだろうって思っていったら、全然違ってた。
そのころはまともなコンピューターがなかったんだけど、そのクラブは小さなコンピューターで数字をつかってモナリザをプリントアウトしてた。
■AppBank
それはアスキーアートのような。
■中島聡
そうそうそう。
でもその時は「なんだこのバカは」って入らなかったんだけど。
その当時はコンピュータープログラミングをバカにしていて、フェルマーの大定理とか四色定理とかを解くのが僕の役割だって思ってたから。
濃いプログラムを書いてモナリザを紙にプリントして、どんなだ?、って思ってましたけど、いつの間にかそれが僕の商売になってました。
■AppBank
じゃあ、プログラムを始めたのは高校を卒業してからとかですか?
■中島聡
いや、それは高2とかからで。
おじさんがNECのパソコンの記事を送ってくれて「聡君好きそうだからやってみたら?」って。それがきっかけで。
丸儲けかはわからないけど、好きなことをしているだけですからね。
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⇒ 答えは共通の目的を持った同士が集まったかどうか、それだったんです。:別冊中島聡!その哲学! その4
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