@ Mobile Games Forum: How Apple Is Changing The App Business | mocoNews.netより、1月21、22日に開催されたMobile Games Forumのリポート記事のほぼ訳。
AppStoreの現状についてトッププレイヤーであるGameloftの発言を知ることができます。元々の記事がうまくまとまっており、概要を知るのにちょうど良い内容でした。
「2009年の経済状況にはこれまでと同じルールが当てはまるのだろうか?」これが今週の、Mobile Games Forum in London のお題目だが、しかし「AppleのApp Storeはこの経済ルールをどう再形成するだろうか?」のほうがうまく当てはまるのではないか。控えめに表現してもAppstoreが会話の中心だった、アップルの生後7ヶ月の携帯コンテンツ市場の軌跡は良い点、悪い点から様々なアングルで切り取られ分析されていた。ここにいくつかのハイライトを紹介する。
パブリッシャーも開発者もAppStoreが大好き。
携帯ゲーム界の巨人GameloftにとってAppstoreは最も大きなゲーム配信プラットフォームとなった。ゲームロフトSVPのGonzague de Valloisは、Appstoreから得る収益はその他全ての携帯キャリアから得るものよりも大きくなったと発言した。つまりこの会社の広範囲なキャリアとのパートナーシップを勘案して、かなりシリアスなビジネスをAppStoreにて展開しているに違いない。(注:少なくとも前回の決算発表から100億円以上は収益として得ていると想定されます)特に、 de Valloisは自社が競合に対抗するために、必要であれば毎日でもゲームの価格を操作できるようなAppStoreでのそういったいじくりまわしを市場にて行えることを好んでいる。彼はまた、Appstoreがお奨めゲームを紹介している点、人気アプリランキングを設けている点を好んでいる。さらに重要視しているのは、70対30の収益シェアは他プラットフォームのレヴェニューシェアよりも断然割が良いと発言したことだ。
注:
gameloft社AppStoreのお薦めゲーム編集担当と蜜月の関係にあると思ってよいですね。
また、いじくりまわしができる(tweak)と書きましたが、あのことは書いてありませんでした。
ドイツのゲームファームFishlabs(全く儲からないので携帯向けとインターネットポータル向けのJavaゲームの開発をストップしたと宣言した)のMichael Shadeは、App Storeでのユーザーレビューのおかげで週単位で迅速に対応、改善ができると発言。稼ぎに関して言えば、Shadeは99セントで販売したゲームのAppStoreでの売り上げが、これまで各キャリアで販売した$5のゲームの売り上げ(キャリアが50%抜いた後)を超えていると発言。
機は熟した?Cream rises to the top?(の訳がわからん)
必ずしもそうだとはいえない。元EA Mobile、現在は独立したゲームコンサルタントであるTim Harrisonは言う。Appstoreはダイナミズムがありとても足が速い場所であり、こういった多産な状況下ではガレージ開発者が好まれると言う。彼はまた、資本のあるちゃんとしたゲームパブリッシャーが、より小さくて機敏な個人開発者に対して、頻繁なサービス提供を行いながら対抗しきれるかどうかについても疑念を持っている。
値段決めに関する否定的な重圧
AppStoreでの無料または、価格の低いゲームは市場における値下げ圧力となっているか?Vodafoneのゲーム責任者であるSuresh Surendaはゼロへの衝動は問題、またそれによりゲームの持つ価値そのものも落ちてしまうと発言。De ValloisはGameloftはApp Storeでの価格変動を”毎日”追っており、価格の下降トレンドを見ているという。しかしながら彼は、開発者もパブリッシャーも値段付けに関してはもっとフレキシブルになるべき、作品が古くなったら価格を下げるのは当然のことだと付け加えた。
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