from Naughty Bits » Why I’m Leaving Sun
iPhoneアプリ大ヒットにつき、サンマイクロシステムズを辞職したiShoot作者の話の続きです。
この2週間で2500万円を手に入れたiPhoneアプリ開発者による「どうしてサン・マイクロシステムズを去るのか。」をほぼ訳します。[via iPhone Savior: ‘iShoot’ Developer Fires Back At Harshest Critics]
いくつかのことについて記録しておかなければいけない。iShootの成功によって、私がサンマイクロシステムズを辞職するというニュースがウェブを駆け巡った。非常に多くの外野から「勤め仕事をやめるなんてばかげた決断だ!」といったアドバイスをもらった。そんな声無視して、こいつらアホだなーって思えばよいなんてことは分かっている、けれど全く知らない人達から「お前はこうしろ」だなんてアドバイスをもらい続けるのにはちょっと苛立ちを覚えるから、反応しないといけない。とくに、私のことをmoronって言う人たちにはね。
”だからお前は金持ちになれないんだ” “This is why you will never be rich.”
現在の私だって金持ちではない、けどサンにいたままではずっとそうだっただろうし、少なくとも私は現金を手に入れた。控えめに書くけども、iShootは来週で$250,000の売り上げを超える。6週間かけて空き時間に作ったゲームで、100万ドルの4分の1を2週間であげることになる。
iShootがこれ以上売れなくとも、私の家族を一年間養うにはこのお金で十分だ。あなた方は、税引き後$250,000の現金を口座に持っているとしたら、数ヶ月のオフをもらって休み「次のヒットに挑戦してやろうじゃないの」なんて思うことはないのだろうか?
ごめんよ、でも人生において成功をつかみたいなら、リスクをとらなくちゃならない。ボールを取らないとゲームに参加できないんだ。で、静かに自分の席に座って、なんの興味もでない仕事をこなして、時間をつくり、自分が到達したい水準のiPhoneアプリ開発へのエネルギーを抱いたままやっていくなんて、そんなのただ哀れな(なにもやらないことへの)言い訳にすぎないし、サンと私両方にとってフェアじゃない。
自分のこれまでのキャリアは成功していると言える。前はIPO前のGeoCitiesで働いていたし、Yahoo!には6年間働き、サンでも名前をあげた。初めてのObjective-Cプログラミングはナンバーワンのヒット作となった。もう一回iPhoneアプリでヒットできないかもなと思う一方で、サンでこれまで成して来たようにやれるとも大きく信じている。iShootはそれほど長くはチャートのトップにはいないだろうけど、今の2%の稼ぎだけでもサンの給料よりはもらえることになるんだ。
最悪の事態についても考えている。明日iShootが一日$30,000から0の売り上げに落ちようとも、これからリリースするアプリが1つも売れないという事態、1銭も稼げない1年が過ぎるという事態だ。それでも、競争の激しいiPhoneとJava開発者を求める市場は、自分が再度雇われないほど小さいとは思えないんだ。
金融不安の中、6000人もの首を切るような会社で働くような「雇用の安全性」をあきらめてしまい、サイドジョブの2%だけで同じ収入が得られると考えることが本当にリスキーだとあなた方に聞こえるのなら、あんたらには金玉ついてないんじゃないかって思うよ。リスクの無い人生なんてない、それにサンにいるほうがはるかにリスキーなんだ。(これはサンは良い会社ではないということじゃないからね。サンを愛しているよ。だけどここでは現実的になれってこと。)
iShootを購入して遊んでくれているみなさんには、感謝してもしきれない気持ちでいっぱいです。この記事は私が自分のビジネスをやろうとしていることに対してmoron呼ばわりする人向けのものです。