Interview with Simon Oliver of Rolando – iPhone Apps | AppCraverより せっかくリリース日程が決定されたので、先週公開されていたこの記事を気合いでほぼ訳します。 長いので例によって二つに分けます。
HandCircus社のSimon Oliver氏はAppCraverのインタビュー依頼に先日快諾してくれた。Simon氏はむちゃくちゃ期待されているRolandoというゲームの開発に携わっており、このゲーム、物理的な物を基礎にしたプラットフォームパズルと彼は呼んでいる。ホリディ前にRolandoがリリースされることを心待ちにしながら彼と話した。
もし、開発者じゃなかったら何になりたかった?
もうずっと動物園で働きたいって思っているよ。
以前は8月にRolandoがリリースされるとおっしゃっていました。どうしてこんなに遅れたのですか?
あは、ええと、いくつか要因があってね。まずは僕の読み違いによるところが判明されたということかな。初めてのiPhoneタイトルだったし、何点か想定していない事態が発生したんだ。開発のためのエンジンやツールを最初から作っていたよ。試作機をつくるのにも多くの実験をしたしね、一筋縄じゃいかない開発経験だったさ。
二つ目、Rolandoは初期にお見せした物とは変化してしまっているよ。自由度と仕上がりという面から言ってもっとね重めのゲームになったね。初期にはもっと少ないステージを用意して、ストーリィにも重点を置いていなかったのだけども、予定していたよりもずっとふくらんで内容のあるゲームになったね。この移行中にあったことは最高の経験だったよ!Kurt Vonnegutのこの大好きな言葉を借りるなら”なんてことしでかしちまったんだ。(How did I do that?)”だね。
いつリリース予定でこのゲームのお値段はいくらくらい?
ホリディ前で1200円だね。(注、販売社曰く12月18日だそうです。)
HandCircusという会社は誰が何をいつ、またはどんな理由で設立した会社ですか?この名前は私の母なんかが息子に一番させたくないことのようにも聞こえます。その存在理由をお聞かせ願いたい。
はは、いいよ。相互性、インタラクティビティが全てさ。相互性というサーカス団団長である君の手にすべてのアイディアはゆだねられているということだよ。鞭をを手にした両手とひげが描かれたこのキャラクターを以前からあたためていたんだ。その絵もってこないといけないね。
その頃、Handcircus社というのは自分だけだった、だけどRolando開発のために幸運にもMikko Walamiesと一緒に働くことができた。すっごく才能のあるFinlandのイラストレーターさ。Rolandoの世界観と登場キャラのかわいさ、パーソナリティと一体化してしまっているほどのやつなんだ。もともとHandCircus社を設立していたし、相互性に関するブログ記事を書いてきていたんだけども、6月に、より小さな開発会社と化しRolandoが最初のタイトルとなったんだ。注力していることは、楽しくって、はまるもの、とりわけいくつもの遊び体験を創みだしていくことだよ。そのアイディアというのは私達がお届けするゲームそれぞれに最高に適した人材、ゲームジャンルをつくってもらうことだよ。
Handcircusとngmoco;)の関係について教えてください。最初Rolandoというタイトルを知ったときには開発はngmoco:)社内で行われるものだとおもっていましたが、それがそうじゃなかった!
3月にSDKが公開されてから試作機をずっとつくっていて、自分のところからリリースするつもりだったんだ。最初のトレーラー動画を7月に公開してね(ngmoco:)がちょうど設立した時期)、彼らからコンタクトしてきたんんだ。私達の会社にはひじょうに良い相互作用と、iPhoneのゲーム機としてのポテンシャルの大きさへの共通した見方があったんだ。飛行機で飛んで彼らに会い、それから一緒になって働きだしたんだ。開発プロセスには大きな追加項目があったよ。彼らの持っていた経験と支援はRolandoを自分ひとりじゃ絶対に作れないところまで持って行ってくれたんだ。
EAや他の会社はゲームタイトルの開発者達をロックスターのように持ち上げます。自分がロックスターだったら、どの楽器を弾くタイプ?
楽器はやらないんだ。虎にのってステージを廻ってみたいね。
一つのアプリの開発サイクルはどんな感じ?デスクトップのゲーム作りと比べると時間は短そうだし開発者も少なくてすみそうに見えるが、それって本当?
8月まではRolandoプロジェクトはパートタイムでやっていたからね(夜と休日のみの開発)。このスタイルが変わってフルタイムになったのは9月からだよ。コンセプト、ゲームデザイン、コード規則にきちんと気を遣りつづけていたよ。それで、Mikkoはアート担当だね。ngmoco:)の連中からも非常に才能のある人達の力をもらったよ。大好きなミュージシャンMr. Scruffの音源までライセンス提供してもらったんだ。
後編に続きます。
後編:ngmoco:)のRolando12月18日販売記念、開発者Handcircusの Simon Oliver 氏インタビューほぼ訳 : iPhone AppBank