コンソールゲーム以外にも、Real Soccer 2009、Asphalt 4: Elite Racing、Brain ChallengeとビッグネームをApp Storeにて販売している大手ゲームパブリッシャーGameloftは2008年第三期の決算発表にて約3億4500万ドルの収益を発表し、中でも北米でのiPhoneゲームアプリの売り上げが非常に大きく、結果Gameloft社で売り上げるチャネルはiPhoneとなったとアナウンスしました。またGameloft社はAppStoreで一番または2番目の売り上げを持つゲームパブリッシャーだと発言したそうです。
1番売り上げるチャネルが全収益の何パーセントなのかは分かりませんが、携帯、コンソール、iPhoneと3つのチャネルがあると仮定して単純に3分の1をかけても100億円近く売り上げている、、、それは大きいですね。(DS, Xbox Live Arcade and WiiWareの割合が下がっているとあることから、これ以上の数字であることが予想されます。)しかし、以前2008年のみでiPhoneアプリは1000億円以上を楽に売り上げるという予想もあったので、遠くない数字かもしれません。
Gameloft: ‘Apple has become our biggest customer’, interview, Gameloft news, PocketGamer.bizより
Gameloft社のCFO Alexandre de Rochefort.のiPhoneゲーム関連の発言抜粋
- Gameloftで一番売り上げるのはiPhoneのゲームで、他携帯端末向けゲームを単体で追い抜いている。アップルが一番のお得意様になった。
- 売り上げベースではGameloft社がiPhoneアプリを一番または2番目に販売しているゲームパブリッシャーである。
- iPhone(AppStore)では我々がトリプルAを挙げるビッグタイトルが無いのが驚きだ、あっても(GameloftがAAAと言えるものは)15程度だろう。
- 現在は小さな開発チームで作られたようなiPhoneゲームばかりだが、ただちに多くのコンソール用ゲーム会社が参入してくることは容易に想像でき、彼らが売り上げることのできた機会の扉はまもなく閉じられる。
- 現在1,2 ユーロで販売されているものが4,5ユーロで販売されるゲームよりも面白くないことが分かるようになれば、それらの安価なゲームなどはそれほど意義を持てなくなるだろう。→記事の反論「人々が値段の安い物を買う傾向があり、値下げのプレッシャーに苦しんでいるのは明か」
- Real Soccer 2009、Asphalt 4: Elite Racing、Brain Challenge、これらの3つのビッグタイトルは1200円で値段を据え置いて販売しているが売り上げは未だに好調、DSの品質のゲームであると自負している。DSの4分の1近くの値段で消費者に届けられるのだから、非常に良いことだ。また、さらに消費者にゲームをお届けするために期間限定で1日または1週間値下げして販売していくことも考えている。
- Androidでもそのうち販売していく予定。
終始iPhoneのマーケットの成長力と購買力は半端無い。ということが伝わってくる内容でした。