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『iPhone X』で初めて搭載される顔認証システムFace IDについて、Appleがより詳しい情報を公開しました。
目次
寝顔でロックは解除できない?
- 外見が大幅に変わった場合、パスコードで本人確認後に顔データを更新する
- 赤外線で撮った顔写真を暗号化し、iPhoneの専用エリアに保存する
- TrueDepthカメラ(前面カメラ)に顔が映り、注視すれば認証できる
- 理想的な距離は顔から25〜50センチ
- TrueDepthカメラはiPhone Xを持ち上げた・画面をタップ・通知で画面が点灯したときに機能する
- 無作為に選ばれた他人がFace IDでロック解除できてしまう確率は100万分の1(Touch IDは5万分の1)
- Face IDが試せるのは5回まで(5回失敗するとパスコード入力が必要)
- 双子・似ている兄弟姉妹・13歳未満の子供は確率が異なり、懸念する場合はパスコード認証を勧めている
- 注意知覚機能により、ユーザーがデバイスを意識して見ているか否かを判別する
- 注視しなくてもFace IDでロックを解除できる設定が存在する
- Face IDが一時的に無効化される場合がある
- 診断データをAppleCareに提供できる(同意・承認が必要)
- 「画面を見ていないときはロック」機能は設定でオフにできる
- 通常の使用条件下なら、TrueDepthカメラを使っても目や肌は痛めない
- Apple・正規サービスプロバイダ以外で修理するとTrueDepthカメラが無効化されることがある
- TrueDepthカメラの赤外線エミッタは修理の際に破損しやすい
- Apple Payで支払う際の手順:サイドボタンを2度押して確認→顔認証→iPhoneを読み取り機にかざす
- Touch ID対応アプリはFace IDにも自動対応
登録時に赤外線で撮影される顔写真は暗号化した上で保存され、A11 BionicチップでFace IDに関する処理を担うSecure Enclaveだけがアクセスできます。ロック解除時の顔写真は保存されません。
双子・似ている兄弟姉妹・13歳未満の子供では他人が解除できてしまう確率が異なるとされていますが、どれくらい異なるのかは不明。懸念する場合はパスコード認証の使用を勧めていることから、確率が比較的高くなると考えられます。
指紋で認証するTouch IDでは、寝ている間に指紋が使われる懸念がありました。Face IDでは、目を開いてiPhoneを注視しているか否かを判別する注意知覚機能が搭載されているため、寝顔でロック解除することは難しいようです。
Face IDが一時的に無効化される条件は以下の通りです。いずれかに該当すると一時的に無効化されます。
- iPhone Xの電源を入れた直後・再起動後
- 48時間以上ロックが解除されていない
- デバイスのロック解除に過去6日半パスコードが使われておらず、過去4時間にFace IDでロックを解除していない
- 遠隔操作でiPhone Xがロックされた
- 顔認証に5回失敗した
- 音量ボタンとサイドボタンを同時に2秒長押し
参考
・販売元: iTunes K.K. ・掲載時のDL価格: 無料 ・カテゴリ: ショッピング ・容量: 74.5 MB ・バージョン: 4.3 |