2018年に発売する新型iPhone(iPhone 8sもしくはiPhone 9?)用と思われるカメラ部品をAppleが台湾企業に発注した、と報じられています。
1,200万画素以上のカメラを搭載か
報道によると、Appleは台湾のLargan Precision(大立光電)社と契約し、1,200万画素以上のカメラユニットの製造を依頼した、と噂されています。製造開始は10月で、第4四半期から生産数を増やしていく予定だそうです。
Largan Precision社のCEOによると、製造を担うと噂される工場では2つ以上のレンズを持つカメラ、奥行きも検知できる3Dセンシング技術にも対応したカメラを製造できます。
現在の最新機種である『iPhone 7』・『iPhone 7 Plus』のiSightカメラの画素数は1,200万画素で、FaceTimeカメラは700万画素です。
Largan Precision社は、iPhone 8向けに3Dセンサーの製造を担っている、とも噂されています。
iPhone 8sは画素数を増やす? 画質を向上?
最新のAndroidスマートフォンには2,260万画素、1,920万画素、1,600万画素、1,310万画素のカメラを搭載したものもあります。
しかし、Appleは画素数の向上には慎重な立場であるようです。
iPhone 7のiSightカメラの画素数は2015年発売の『iPhone 6s』と同じで、その前は2011年発売の『iPhone 4s』から2014年発売の『iPhone 6』まで800万画素のままでした。
その一方で、ピント合わせを高速化する「Focus Pixels」の採用、開口部やカメラ構造の改良など、画素数以外の部分で画質の向上に取り組んできました。
今回の報道では「1,200万画素以上」という情報しかなく、Appleが2018年発売の新型iPhoneで画素数の向上を予定しているのかは不明です。FaceTimeカメラ用のユニットである可能性もあります。
『iOS 11』で新しい画像の圧縮技術を採用するなど、写真の容量増加を抑えるための対策も取っていることから、2017年のiPhone 8あるいは2018年のiPhone 8sで画素数が向上する可能性は十分に考えられます。
参考
Apple reportedly books up Largan capacity at new factory – DIGITIMES
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