iPhoneのバッテリーの持ちを良くしたい場合、Appleは画面の明るさを自動調節にするか、明るさを低くすることを推奨しています。
それでは明るさを低くすると、バッテリーの消費はどれくらい抑えられるのでしょうか。検証してみました。
検証方法
iPhoneの画面の明るさを数値で指定できるアプリ『Workflow』を使い、明るさ0%・25%・50%・75%・100%に指定した状態で、バッテリー残量が40%から30%にまで減る時間をそれぞれ計測しました。
明るさの自動調節はオフにしています。
計測中はミュージックアプリで短い動画を繰り返し全画面再生し、画面が常に点灯する状態にしています。
検証に用いたのは、『iOS 10.1.1』をインストールした『iPhone 6 Plus』です。
検証結果
検証した結果は以下の通りです。やはり画面が明るいとバッテリーの減りが早いことが分かります。
- 画面の明るさ0%:1時間1分
- 画面の明るさ25%:58分33秒
- 画面の明るさ50%:45分42秒
- 画面の明るさ75%:34分23秒
- 画面の明るさ100%:25分45秒
結論:バランスを取るなら明るさは25%
画面が明るいほどバッテリーの減りは早いですが、明るさ25%と50%の差は13分だったのに対して、明るさ0%と25%では差が3分しかありません。
バッテリーの持ちを何より優先したい場合、明るさは0%でも良いかもしれません。
しかし、バッテリーの持ちと画面の見やすさのバランスを取るなら、画面の明るさは25%くらいが良さそうです。
使用する環境の明るさによって画面の見やすさは変わるので、25%が必ず見やすい明るさとは限りません。
明るさの自動調節はどうすべき?
設定アプリの【画面表示と明るさ】で【明るさの自動調節】がオンになっていると、iPhoneを使う環境によって画面の明るさが変化します。
この設定がオンだと、明るい環境でiPhoneを使えば画面は明るくなるので、バッテリーの消費は増えるでしょう。
そうした場面でもバッテリーの持ちを重視するなら、【明るさの自動調節】はオフにして、明るさを手動で調整するようにしましょう。
iPhoneを速く充電する方法を検証した記事はこちら。
→ iPhoneを速く充電するには? 実験で確かめてみた