Apple製の充電器と格安の偽造品には、安全性に大きな違いがありました。
(画像:Ken Shirriff’s blog: iPad charger teardown: inside Apple’s charger and a risky phony)
Apple製のiPadの充電器と偽造品には大きな違いがあります。一つは値段です。Apple製は約20ドル、偽造品は約3ドルです。それ以外にも、Google社のKen Shirriff氏が両方を分解して分かったことがあります。それは安全性の違いです。
偽造品には発火の危険性がある
Apple製の充電器と偽造品が、Ken Shirriff氏によって分解・分析されました。Ken Shirriff氏は下記のようにコメントしています。
(画像:The difference between an Apple-made iPad charger and a cheap knock-off | iMore)
画像のように充電器内部の回路が両者で違います。充電器を接続すると170ボルト以上の電気が流れます。何か異常があった場合、充電器は燃えあがりユーザーを傷つけるでしょう。最悪、死亡事故につながる場合もあります。
信頼できるメーカーから充電器を購入した場合、充電器のようなデバイスは厳格な安全基準を守っています。しかし偽造品を購入した場合、これらの安全基準は無視されます。
ユーザーは外部から安全か危険かを確認するできませんが、私が分解と分析をしたことによってユーザーに偽造品の危険を示すことができます。
(引用:The difference between an Apple-made iPad charger and a cheap knock-off | iMore)
上記のコメントが示すように、偽造品を使っていると見た目では分からない異常が内部で起こって、充電器が発火する可能性があります。
充電器は信頼できるメーカーから購入しよう
Ken Shirriff氏の分析によって、電気が流れるような製品は安価にこだわるよりも信頼できるメーカーから購入することが、危険を避けるために一番大切だとわかります。
「安価」であることよりも、「安全」を優先してデバイスを使っていきたいですね。
Appleのホームページでは、充電器が純正品かどうかを見分ける情報を紹介しています。
→Apple – Apple USB電源アダプタについて
参考
The difference between an Apple-made iPad charger and a cheap knock-off | iMore
Ken Shirriff’s blog: iPad charger teardown: inside Apple’s charger and a risky phony