CNET Japan や ITmedia によると、ドコモは12月17日から iPhone で「ドコモメール」が利用できるようになると発表しました。
(画像引用元:ドコモ)
現在も iPhone からは「@docomo.ne.jp」メールアドレスを利用できますが、それは「spモードメール」でドコモメールとは異なります。
今回は「ドコモメールと従来のメールサービスの違い」を改めてご紹介すると共に「新たに発表されたドコモメールの機能」もご紹介します。
ドコモメールとspモードメールの違いとは
1. メールがサーバに残る
ドコモメールは 1GB(あるいは1万件?)までのメールをサーバに保存できます。そのため、iPhone を交換した場合でも再びメールをチェックできます。
また、メールを分類して保管できるフォルダの作成も可能になります。
spモードメールでは一定期間が過ぎた受信済みメールがサーバから削除されるので、iPhone に残っているメールが消えてしまうと再び読むことはできなくなります。
2. iPad・PCからメールが送受信できる
ドコモメールは12月中旬から、PC のブラウザや iPad・PC のメールアプリからも送受信できるようになります。
IMAP というメールの管理方法を利用するので、メールの「未読・既読」といった状態も iPhone・iPad・PC の間で同期されると思われます。
spモードメールはドコモ版 iPhone でメールを送受信できるのみです。
リアルタイムに受信できる「プッシュ」には対応せず
これまでも spモードメールは、一定時間ごとに新着メールをチェックする「フェッチ」という方法でメールを受信していましたが、ドコモメールでもそれは変わりません。
iPhone の設定では最短で15分間隔でメールをチェックできますが、ドコモは SMS でリアルタイムに新着メールを知らせる機能も提供します。
ドコモが提供する機能はそれと似たものと考えられます。
一方、ほぼリアルタイムにメールを受信できる「プッシュ」であれば、こうした SMS による通知機能は必要ありません。
すでに au はプッシュに対応した @ezweb.ne.jp メールサービスを提供しています。
ソフトバンクもプッシュに対応した @i.softbank.jp メールサービスの提供を段階的に始めています。
今後、ドコモがプッシュに対応した「ドコモメール」をいつ提供するのかにも注目です。