トレンドマイクロが、開くと iPhone を強制的に再起動させる URL が Twitter などで広まっていると警告しています。
(トレンドマイクロ セキュリティブログより)
原因は破損した動画ファイルか
URL を開くとインターネット上で公開されている動画の読み込みが始まり、iPhone が強制的に再起動させられます。
URL の最後は動画ファイルを表す「.mov」という拡張子で終わっているようです。
トレンドマイクロによると、動画は Mac では異常なく再生できるものの、一部のデータが破損しているので、これが iPhone を再起動させる原因ではないかと推測しています。
この動画によって再起動しても深刻な被害には繋がらないとしていますが、これを悪用して iPhone を攻撃するコードが作成される可能性がある、とトレンドマイクロは懸念しています。
対策は?
トレンドマイクロは「Twitter などで共有されている URL を安易に開かないこと」「不審な URL を共有しないこと」を挙げています。
とはいえ、「https://t.co/○○○○」や「https://bit.ly/○○○○」といった形で URL が短縮されてしまうと、本来の URL を確認できません。
そこで「Where Does This Link Go?」を使いましょう。
左:URL をコピーして貼り付け、【Expand】をタップ。
右:本来の URL が表示され、タップすれば開けます。
不審なウェブページか否かを判断するには、Web レピュテーションサービスを使う方法もあります。URL から安全性などを教えてくれるサービスです。
トレンドマイクロであれば Site Safety Center を提供しています。
左:URL を貼り付けるか入力して【今すぐ確認】をタップ。
右:診断結果が表示されます。