AppBank の主任です。的中率の高い分析で注目を集めている、KGI 証券のアナリスト Ming-chi Kuo 氏が新たな分析を発表しました。
Mac Rumors によれば分析は、第2世代 iPad mini の発表に先駆けて Apple は安価な iPad mini を発売するかもしれない、というものです。
(写真は現行の iPad mini)
この iPad mini の価格は199ドルから249ドルになると予想されています。
ちなみに現在の iPad mini の販売価格は329ドルで、日本では28,800円で販売中。1ドル=87円ほどに換算できます。
仮にこのレートだと199ドルで17,300円、249ドルで21,600円ほど。4月26日の終値1ドル=約98円で計算すると、199ドルで19,500円・249ドルで24,400円ほどです。
アナリストは、こうした措置をもってしても iPad 全体の売り上げ増には繋がらないものの、安価な Android タブレットへの有効な対抗策となるだろうと分析しています。
気になるのはそのスペックですが、分析によると以下の特徴があるようです。
- A5 プロセッサを搭載
- カメラは前面のみ
- 容量は 8GB
デザインは大幅に変わらないようで、ボディの製造工程を単純化・部品調達先の変更によって低コスト化を目指すとしています。
廉価版iPad miniを新たに製造するのか?
こうした「廉価版 iPad mini」を開発・販売するというのは、これまでの Apple とはやり方が異なっています。
例えば現時点での廉価版 iPad である「iPad 2」は発売以来、スペックは変わらず、モデルが 16GB のみに限られているだけです。
そのために「秋まで新製品は出ず、第2世代 iPad mini が発売されてから初代 iPad mini は安価に販売される」といった予想もあります。
一方で iPhone 5S と同時に発表されると言われる、廉価版 iPhone の開発が進んでいるという噂もあり、これまでとは製品の体系が変わるのかもしれません。
現行の iPad mini は利益率が低い製品と言われています。これをベースとした「廉価版 iPad mini」が果たして発売されるのか、どこまで安くなるのかにも注目です。
参考