iPhone で利用できるメッセージサービスは4種類もあります。メッセージアプリで利用できる SMS・MMS・iMessage 、そしてメールアプリで利用できる電子メールです。
こうなるとどんな時にどのサービスを使うのか、という使い分けに悩みます。
そこで今回は、ソフトバンク版 iPhone でどんな時にどのサービスを使うと便利・お得なのかという、メッセージサービスの使い分け術をご紹介いたします。
au の方はこちらの記事をご覧下さい。
SMS・MMS・iMessage・電子メールを上手に使い分けよう【au 編】
相手のメールアドレスが分からない場合は SMS を使う
相手の携帯電話の番号は分かるがメールアドレスが分からない場合には、SMS を使いましょう。携帯電話の電話番号だけで相手にメッセージを送ることができます。
ただし、相手が利用している携帯電話会社がソフトバンク・ドコモ・au・イーモバイルである場合に限ります。例えば、ウィルコムの携帯電話宛には送れません。
また、SMS ではテキストと絵文字のみが送信できます。
ドコモ・au・イーモバイル携帯電話宛に SMS を送信すると1通3.15円の送信料が発生します。受信は無料です。
一方で ホワイトプラン(i) あるいはゴールドプラン(i) に加入している場合、ソフトバンク携帯電話とディズニー・モバイル・オン・ソフトバンク携帯電話との送受信は無料です。
SMS はメッセージアプリで利用できます。特に設定は必要ありません。詳しい使い方は以下の記事でご紹介しています。
SMS/MMSアプリの使い方。メッセージや画像の送受信などの基本をしっかりとおさえよう!
他社携帯電話・PC とやり取りする時は MMS を使う
au やドコモの携帯電話、PC とやり取りする場合には MMS を使いましょう。
MMS はメッセージアプリで利用できます。MMS でメッセージを送信したい場合には、まず以下の記事を参考に設定を行ってください。
メールアドレスの設定方法。@softbank.ne.jp編。
次に宛先をメールアドレスに設定します。au 携帯電話の場合は○○○@ezweb.ne.jp、ドコモ携帯電話の場合は○○○@docomo.ne.jp です。
最後にメッセージアプリの送信ボタンが緑色であることを確認してください。
写真や連絡先・位置情報を送りたい時は MMS を使う
写真や連絡先・位置情報を相手に送りたい時も MMS を使いましょう。
メッセージアプリの送信ボタンが緑色であれば、MMS を使って写真などのファイルを送信できます。
写真の送り方は以下の記事をご覧ください。
SMS/MMSアプリの使い方。メッセージや画像の送受信などの基本をしっかりとおさえよう!
連絡先や位置情報の送り方は以下の記事をご覧ください。
SMS/MMSで位置情報や連絡先を送れること、ご存知ですか?けっこう便利なのです!
iPhone・iPad・iPod touch とやり取りする時は iMessage を使う
iMessage は Apple のサービスです。SMS・MMS とは異なり、iPad・iPod touch・Mac とも MMS のようにメッセージ・写真のやり取りができる点が最大の魅力です。
また、独自の機能として、相手がメッセージを開封したか否かを確認する機能や相手がメッセージの入力中であることを確認する機能があります。
さらに iMessage を同様に設定した iPhone と iPod touch・iPad の間でメッセージの履歴を同期できます。よって、iPhone に来た iMessage のメッセージを iPad で確認して返信するといったことも可能です。
iMessage を利用するには以下の記事を参考に設定を行う必要があります。
メッセージアプリ(iMessage)の解説。嬉しい新機能が満載です!
ただし、iMessage を利用する場合は宛先のユーザーも iMessage の設定を済ませている必要があります。iPhone や iPad/iPod touch を持つ、仲間内でやり取りする際に使うと便利なサービスです。
長文メール・ファイル付きメールを扱う時はメールアプリを使う
長文のメールやあるファイルを添付したメールを作成したい場合には、メールアプリを使いましょう。MMS や iMessage でもある程度の添付ファイルは扱えますが、テキストファイルなどは処理できません。
また、ファイルを添付したメールを作成したい場合、他のアプリからファイルを添付させることになります。その場合に利用できるのはメールアプリであることがほとんどです。
詳しい手順については各アプリのマニュアルやヘルプをご覧ください。
メールアプリの詳しい使い方・メールサービスの登録方法については、以下の記事をご覧ください。
iPhoneの使い方、設定方法、便利なTipsまとめ。
メールをフォルダで管理したい時はメールアプリを使う
メールアプリなら受信したメールをフォルダで管理することができます。メッセージアプリ(SMS・MMS・iMessage)ではこれが行えません。
メールをフォルダに移動させる方法はこちらで確認してください。
メールの使い方。作成、返信、移動や削除などの基本を確認しましょう。
フォルダを作成する方法については以下の記事をご覧ください。
【iOS5】iPhone版メールの新機能「フラグ設定」「本文検索機能」他紹介
一度に複数の相手に送りたい時はメールアプリを使う
1つのメールを複数の相手へ送信したい時にはメールアプリを使いましょう。
メッセージアプリでも複数の相手に送信できますが、受信側の設定によっては正しく受信できない場合があります。また、宛先がすべて To に設定されてしまうために、そのメールを受け取った人全員に、宛先に設定したメールアドレスが公開されてしまいます。
メールアプリでは BCC が利用できるので、そのような事を避けることができます。以下の記事ではその BCC の使い方をご紹介しています。
「連絡先変わりました」メールをする時に絶対使いたい「Bcc」機能。
本記事はバリュープログラム(i) に加入している場合を想定しています。
標準プライスプランに加入している場合、MMS・iMessage・電子メールを利用するとパケット代が1,029円から4,410円の間で変化します。
また、それ以外のプランに加入している場合、SMS の送信料や MMS・iMessage・電子メールの利用によるパケット代が発生します。