山と高原地図は、アプリ内課金によって各高原・山の地図を購入・閲覧できるアプリです。地図はマップル社の出版している、同名の書籍のものを一部加工して使っています。
閲覧するのは地図なので GPS で現在位置を表示することが可能。また、地図データはすべてダウンロードされるので圏外でも利用できます。
さらに GPS ログ機能もあるので、山歩きの履歴をデジタルに残せます。このデータは GPX 形式で保存されるのでヤマレコや PC 版 Google Earth などで利用できます。
地図を買う・管理する
左:メニュー画面。まずは地図を購入するため、【地図を選ぶ】をタップします。
右:次に画面下のボタンをタップ。ダウンロード済みの地図はここで選択できます。
次に商品一覧から必要な地図を購入します。
1エリアで450円です。
現在はサンプルとして高尾山の地図が無料でダウンロードできます。
地図を見る
左:地図には区間毎の所要時間や休憩所の場所などが書かれています。
右:最大まで拡大するとジャギーが目立ちます。
画面下の【メニュー】をタップすると、【情報】【ルート記録開始】【トップ】の3つのボタンが現れます。
【情報】では公共施設や交通機関などの連絡先がチェックできます。
【ルート記録開始】では所定の設定に従って GPS を利用し、地図上に山歩きの履歴を記録できます。
【トップ】をタップすると、最初のメニュー画面へ戻ります。
ルート記録を管理する
ルート記録を後から見直したり、削除したりできます。
作成したルート記録はメールに添付して送ったり、逆にメールに添付されている GPX ファイルを開いてインポートすることもできます。
インポートしたルート記録は、該当する地図上に表示させられます。
設定
設定ではルート記録の間隔を設定できるほか、地図上に表示する情報や表示の明るさなどを調整できます。
ルート記録の間隔を広げれば、バッテリの消費電力も比較的少なくなるので、記録できる時間も増えます。
ヘルプによればルート記録の間隔を30秒でテストしたところ、4時間で42%のバッテリを消費したとのこと。
まとめ
残念ながら書籍版には収録されている、山の気象や動植物に関する情報・交通情報・登山口周辺の温泉といったコンテンツは収録されていません。もちろん、その分だけ値段も下げられており、書籍版の半値となっています。地図だけ欲しかった方には嬉しいですね。
また、GPS で散策の過程をデジタルに残せるというのも、登山やハイキングにおいて新しい楽しみとなりそうです。
一方で iPhone のバッテリが無くなれば閲覧できなくなるというデメリットもあります。予備の紙の地図を持ち、モバイルバッテリも持つといった対策は必須でしょう。
いずれにせよ、登山・ハイキングにおいて Google マップでは分からない情報を知りたい方にはこれ以上にピッタリのアプリはありません。ぜひお試しください。
開発 | MAPPLE ON, Co., Ltd. |
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掲載時の価格 | 無料 |
カテゴリ | ナビゲーション |
容量 | 5.4 MB |
執筆時のバージョン | 1.0.1 |
山と高原地図