こんにちは、KiDDです。
今年1月、ボクの個人ブログで「iPhoneアプリの電子書籍はサクラレビューによるステルスマーケティングだらけ」というApp Store上でのステマを批判する記事を書きました。
App Store上での不正なレビューはユーザーにとってもほかのまともな開発者にとっても害でしかなく、なんとかならないものかと苦々しく思っていましたが、すでに我らが御大Apple様はこのステルスマーケティングの規制に乗り出しているようです。
サードパーティのマーケティングサービスに関するガイドラインの遵守について – Apple.com
News and Announcements for Apple Developers
Appleが開発者向けのページに掲載したメッセージによると、アプリケーションの販売促進のためにApp Storeのランキング上位を保証する広告サービスを利用しないよう求めており、これらの不正なマーケティング戦術を行えばランキングやユーザーレビューの操作を直接行っていない場合でもAppleのiOS開発者プログラムの資格(Developer ID)を失うことになると警告しています。
この発表について米iOS市場でリーダー的存在のモバイルマーケティング会社「ComboApp」は支持を表明しており、共同創立者&CEOのヴァディム・チャーネガ(Vadim Chernega)氏は「Appleの発表はモバイル市場の新しい時代の始まりの合図だ」と歓迎しています。
ロサンゼルスを拠点とする通信会社「mobileStorm」が運営するニュースサイト「Mobile Marketing Watch」の2月10日の記事。
Mobile App, Game Developers Stand Behind Push to End Unethical App Store Marketing | Mobile Marketing Watch
不正なマーケティング戦術はユーザーのお金と時間をムダにさせることはもちろん、ほかのアプリにも悪影響を及ぼします。ハッキリ言って百害あって一利なしです。
日本のiOS市場でも早く規制を開始して欲しいものですね。