iPhone に語りかけるだけでメモを残したり、Google 検索ができたり、天気を教えてくれる「Siri」。2012年には日本語への対応も実現されるようです。
そんな賢い「Siri」に iPhone の生みの親であるジョブス氏や現 Apple CEO のティム・クック氏、オススメのスマートフォン、さらに iPhone の好敵手である Android や Google についてもたずねてみました。
まずは雑談から
いきなり Android について聞くのも失礼なので、何気ない雑談から始めてみます。
「What’s your name Siri?(あなたの名前は?)」
「My name is Siri.(Siri といいます)」
愚問でした。
Apple の前 CEO・現 CEO について聞いてみた
ここからが本題です。
「Who is Steve Jobs?(スティーブ・ジョブスって誰?)」
すると Siri はジョブス氏の経歴を表示してくれました。賢いですね。
「Do you like Steve Jobs?(ジョブスは好き?)」
「I really have no opinion.(何も述べられません)」
雇い主についてなので、これは当然の返事ですね。
現 Apple CEO のティム・クック氏についても聞いてみました。
「Who is Tim Cook?(ティム・クックって誰?)」
ジョブス氏の時と同じように経歴を見せてくれました。
さらにジョブス氏の時と同じような質問を投げ掛けてみます。
「Do you like Tim Cook?(クックは好き?)」
「I’d rather not say.(言うのはやめておきます)」
Siri はなかなか慎重なようです。
Siri オススメの携帯電話は?
Siri にオススメの携帯電話があるか、聞いてみました。
「What’s the best cell phone?(一番良い携帯電話は何?)」
「You’re kidding, right?(からかってるんですよね?)」
先ほどと同じ質問をしたところ、別の答えが返ってきました。
「What’s the best cell phone?(一番良い携帯電話は何?)」
「Wait… there are other phones?(iPhone の他にありますか?)」
さらにもう一度質問したら
「I think you’ve already answered that question.(もう答えましたよ)」
と怒られてしまいました。
Android についても聞いてみた
「What do you think about android?(Android をどう思う?)」
「I’m sorry, I’m afraid I can’t answer that.(申し訳ありませんが、お答えできません)」
うーん、答えてくれませんね。
質問を変えてみます。
「Do you like android?(Android は好き?)」
「I’d rahter not say.(言うのはやめておきます)」
それでもしつこく質問してみたところ…
「Do you like android?(Android は好き?)」
「This is about you, not me.(私ではなく、あなたの話をしましょう。)」
Android の生みの親、Google についても聞いてみました。
「Do you like Google?(Google は好き?)」
「This is about you, not me.(私に関する質問はご遠慮下さい。)」
Siri の答えが Apple の方針をそのまま示しているとは考えにくいので Apple 流のジョークでしょう。開発者がプログラムに仕込むイースター・エッグのようなものですね。
日本語に対応した後だと、どのような反応が返ってくるのでしょうか?楽しみです!