2012/9/20に iTunes U へのリンクを追記しました
iTunes Uアプリはこちら→iTunes U: これ1本で様々な学問が学べる!Apple 純正の夢のような学習支援アプリ。無料。
大学がPodcastを配信していてスゴイ!!よく聞きます。
「今思うと、面白い授業あったよなー」
「大人になった今、改めて聞きたいな」
選定しました、厳選5講義。
東大が配信しているiTunes U/ Podcastを100講義ほど視聴したToshismが、涙ながらに・・・泣く泣く・・・たった5つ!たった5つに厳選しました!
聴講後、きっとあなたは「こんなわかりやすくて面白い講義を聴けるなんて生きてて良かった。お父さん、お母さん、生んでくれてありがとう」と思うはずです。(私は思いました)
早速ご紹介していきます!
講義1:理系の私が感激した歴史の講義
私は根っからの理系です。歴史が苦手です。テストでいい点取ったことありません。真面目に勉強した記憶もありません。しかし・・・しかし、そんな私が最も感激した講義は、なにを隠そう「歴史」でした。
- シリーズ名:2006年「社会の形成」iTunes U リンク/Podcast リンク
- 教授/テーマ:元東京大学東洋文化研究所長 原洋之介 「経済を軸にみるアジア世界~歴史と現状~」
- 第6回講義:大文明圏 中国とインド
この講義、1分に1回は目からウロコが落ちます。主な内容は、地理的な側面から中国の経済、そして歴史を説明してくれるというもの。なんであんなに戦争しているのだろうとか、中華思想(中国が世界の中心)って何で生まれてきたんだろうとか、色々分かってきます。とにかく素晴らしい講義。聴講しながら電車内で「マジですか!」「うおおおお」とか、言ってしまうと思いますよ。
講義2:世界の見方が変わった心理学の講義
心理学の講義はたくさんあります。本当にたくさんあります。臨床心理学の現場の話から、社会心理学、もちろん実験心理学も。その中でも、ひときわ面白い授業がこちらです。
- シリーズ名:2006年「学問と人間」iTunes U リンク/Podcast リンク
- 教授/テーマ:東京大学大学院教育学系研究科名誉教授 佐伯胖 「人間を科学する」
- 第1回講義:「心」の科学は可能か
全教授の中で、最も「語り」が面白い教授による講義でした。心理学に関する数々の歴史的発見の紹介の上手さもさることながら、その衝撃を体験した教授自身のストーリー(葛藤、驚き、喜びなどなど・・・)が抜群に面白いです。最初の20分くらいを我慢すると、あとはどんどん講義にのめり込んでしまうと思います。
講義3:ドS講義
キレッキレ、鋭過ぎ、攻撃力ありすぎなな上野千鶴子教授による講義。とにかく言葉のキレ味が最強過ぎ。爆笑、痛快。と、同時に極めて論理的な授業進行のため、気を抜く空きを全く与えてくれません。そこもドSだな。
- シリーズ名:2006年「学問と人間」iTunes U リンク/Podcast リンク
- 教授/テーマ:東京大学大学院人文社会系研究科教授 上野千鶴子 「学問と当事者性」
- 第7回講義:学問とポジショナリティ:ジェンダースタディズ
教授が「私は難しいことを簡単に表現するのが得意」と言っているように、論理的な明快さ、分かりやすさは抜群。講義の内容はジェンダー論が中心。援交おやじがどうとか、オナニー研究がどうとか、東大の講義とは思えない言葉が飛び交う所も面白い。
講義4:きょ、教授!こちらの世界に戻ってきてください!
私の感想→「wwwwwwwwwwwwww」
- シリーズ名:2007年「数理の世界-新世紀の数学を探る」iTunes U リンク/Podcast リンク
- 教授/テーマ:元東京大学教授/京都大学大学院理学系研究科 加藤和也 「数学の魅力」
- 第1回講義:素数の不思議
素数が好き過ぎて摩訶不思議な世界へと突入された教授による講義。とにもかくにも教授のインパクトは絶大。冒頭の素数の写経と歌は必聴。内容は難しいので理解は困難ですが、教授だけでも見てください。でも、こういうひとつのことに熱中している人ってカッコいい。憧れます。
講義5:素粒子から宇宙の起源まで。小柴教授による物理
正当に面白い授業をご紹介。ノーベル物理学賞受賞の小柴教授による物理の講義。素粒子から宇宙の起源まで。ミクロから出発してマクロに、そしてまたミクロに戻ってくる物理学のダイナミズムを解説。
- シリーズ名:2005年「物質の科学-その起源から応用まで-」iTunes U リンク/Podcast リンク
- 教授/テーマ:東京大学特別栄誉教授・ノーベル物理学賞受賞 小柴昌俊 「物質はどのように創られたのか」
- 第1回講義:素粒子と宇宙
知っているようで知らない物理学の世界。先人の努力により、世界はこんなにも説明できるのか!と感嘆し感激する講義。理系にオススメ。文系の方には少し難しいかも。
以上です!